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ハノーファー移籍の酒井最終戦で澤ハット!!柏がG大阪に今季最多6発大勝

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[6.30 J1第16節 G大阪2-6柏 万博]

 6戦負けなし(5勝1分)の7位柏レイソルは敵地で16位ガンバ大阪と対戦し、6-2で勝利した。FW澤昌克がハットトリックの活躍をみせるなど、今季最多の6得点。3点先取し、一時は3-2に詰め寄られるも、後半に突き放して勝利を飾った。柏のDF酒井宏樹は7月からブンデスリーガのハノーファーに移籍することが決まっており、今節が日本での最終戦となったが勝利で締めくくった。

 立ち上がりから大きく試合は動く。まずは前半3分、G大阪のDFがゴールライン際左サイドでボールを奪うと前線へ大きく蹴り込む。これをDF那須大亮が頭で跳ね返すと、PA左で拾ったFW澤昌克がDFをかわし、GK藤ヶ谷陽介の股間を抜くシュートを流し込む。柏が先制に成功した。

 さらに前半7分には追加点。PA右からMFレアンドロ・ドミンゲスが放ったシュートはGK藤ヶ谷に阻まれるも、こぼれに走り込んだ澤がシュートを決める。澤が開始7分で2点の活躍。2-0に突き放した。柏の勢いは止まらない。前半20分には早くも3点目。レアンドロの絶妙なパスに抜け出したFW工藤壮人がPA右からシュートを決め、3点差に突き放した。

 そのまま逃げ切りたい柏だったが、前半30分過ぎからG大阪が意地をみせる。FW佐藤晃大らを的に果敢に仕掛けると、前半35分に1点を返した。DF内田達也のパスから右サイドへ抜け出たMF二川孝広が一度は転倒。並走していた相手DFがファウルだと思い、動きを止めた隙にボールを拾ってクロスを上げる。ノーホイッスルだったため、フリーで上げられたクロスにMF遠藤保仁が飛び込み、ヘディングシュート。3-1と2点差に詰め寄った。

 これで勢いづいたG大阪は前半終了間際にも追加点。前半ロスタイム1分、ゴール正面からMF倉田秋が放ったシュートはGK菅野孝憲に弾かれるも、こぼれがゴール前へ詰めていた佐藤の足元へ。冷静にシュートを決めて、3-2に持ち込む。G大阪が3点ビハインドから1点差に詰め寄り、前半を折り返した。

 後半開始から互いに選手交代。G大阪は内田に代わって、故障明けのFWパウリーニョを投入。対する柏は2枚の交代カードを切り、MF栗澤僚一と工藤に代えて、MF茨田陽生とMF水野晃樹をピッチへ送った。追い上げられた柏だったが後半に入ると息を吹き返す。

 後半11分にレアンドロの個人技で再び2点差に突き放した。水野の右クロスはDF中澤聡太に頭でクリアされるも、これを茨田が頭で折り返す。最後はゴール正面のレアンドロが振り向きざまに右足を一閃。豪快な一撃がゴールネットを揺らし、4-2と差を広げた。

 その後も勢いは止まらない。後半23分には澤がハットトリックを達成。澤からFW田中順也へ交代が表示された直後だった。MFジョルジ・ワグネルからの正確なロングボールを受けた水野が右サイドから仕掛ける。DFをかわしての左足クロス。ファーサイドへ走り込んだ澤が左足で押し込んだ。5-2に突き放した。ハットトリックを決めた澤は、このまま交代。田中がピッチへ送られた。

 すると後半終了間際のロスタイム2分には田中がダメ押しゴール。右サイド深い位置でボールを奪ってのカウンター。中央からレアンドロが持ち込むと右サイドへ展開。頭に包帯を巻いた水野が必死に走って右クロスを上げると、ファーサイドでフリーの田中が頭で叩き込んだ。そのまま試合は終了。一時は1点差に詰め寄られたものの、終わってみれば今季最多の6発を奪って、6-2の大勝となった。

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