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鹿島が西の決勝弾で4戦ぶりの白星獲得

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[7.7 J1第17節 鹿島1-0大宮 カシマ]

 鹿島アントラーズが4戦ぶり白星獲得。13位の鹿島はホームで14位大宮アルディージャと対戦し、1-0で勝利した。後半29分にDF西大伍が決めたゴールを守り切った。DF岩政大樹を出場停止で欠いたものの、U-23日本代表DF山村和也ら最終ラインが奮闘をみせ、公式戦5戦ぶりの完封を達成した。

 立ち上がりチャンスをつくったのは大宮だった。前半10分にはFW長谷川悠の右クロスからDF深谷友基が合わせるも枠を外れる。その後もMFチョ・ヨンチョルの右クロスにU-23日本代表MF東慶悟が抜け出すが、シュートはGK曽ヶ端準に止められた。同19分にはまたも右サイドを起点に決定機。ヨンチョルの右クロスからMF青木拓矢がシュートを打つも決めることはできない。

 対する鹿島は序盤こそ押し込まれたものの、前半終了間際から目を覚ます。前半39分にはFW興梠慎三が決定機を迎えるもシュートは枠外。同40分には左クロスに飛び込んだFW大迫勇也がシュートを打つも枠を外れた。互いに精度を欠き、0-0で前半を折り返す。

 後半に入ってもなかなかスコアは動かない。それでも後半12分には鹿島がこの日一番のチャンスを迎える。PA内左で興梠がボールキープ。絶妙なためでDFをかわすと、浮き球パスを折り返した。ゴール正面の大迫が頭で合わせるもポストを叩く。1点が遠い。

 それでも前半29分にようやく均衡は破られた。MFドゥトラからのパスを受けた大迫が右サイドへ展開。これを受けた西が冷静に右足を振りぬいた。低い弾道のシュートはゴールネットを揺らし、鹿島が先制に成功した。

 なんとか追いつきたい大宮は途中出場のFW清水慎太郎やMF渡邉大剛が必死にゴールをめざすが、U-23日本代表DF山村和也ら守備陣に阻まれる。シュートまで持ち込んでも、GK曽ヶ端に止められた。1-0と鹿島がリードを守ったままに試合は終了。前節でベルデニック体制後、初の白星を手にした大宮だったが黒星を喫した。

 試合後、決勝点を決めた西は得点シーンを振り返り、「リラックスして打てました。ホームで決めたことがなかったのでうれしい」とコメント。リーグ後半戦へ向けては「ここで半分が終わったが、ここから僕たちはまだ優勝を狙っているので一緒に頑張りましょう」とサポーターへ呼びかけた。

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