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千葉が好調・横浜FCを撃破し首位返り咲き、兵働「勝ち続けないと」

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[7.15 J2第24節 横浜FC0-1千葉 ニッパ球]

 ジェフユナイテッド千葉が5節ぶりの首位に返り咲いた。最近11試合で9勝1分1敗と絶好調の横浜FCに1-0で競り勝った。木山隆之監督が「お互いにこれから大事な時期を迎えるにあたって、勝ちたい試合だった」と言った大一番。約1か月ぶりの連勝で首位を奪回したが、決勝点のMF兵働昭弘は「まだ混戦なので、ここで勝ち続けないと抜け出せない。また反省して、次の試合に向かいたい」と気を引き締めていた。

 試合が動いたのは前半26分だった。左サイドからのスローインを受けた兵働がFW深井正樹とのワンツーからPA内に切れ込む。左サイド角度のない位置から豪快に左足を振り抜くと、シュートは右ポストを弾いてゴールマウスに吸い込まれた。

「なかなかそれまでチャンスをつくれていなかったので、何とかシュートまでと思っていた。深井さんから素晴らしいボールが来たので、思い切って振り切った」。鮮やかなひと振りでリードを奪うと、その後は横浜FCの反撃に粘り強く耐え続けた。

 横浜FCは後半9分、MF高地系治が思い切ったロングシュートを狙う。その1分後にもMF武岡優斗の右足ミドルがクロスバーを直撃する好機をつくった。後半17分には高い位置でボールを奪ったDF阿部巧が自ら強引に切れ込み、PA内で倒れるが、ファウルはなし。果敢に同点ゴールを目指したが、1点が遠かった。

 1-0で逃げ切った千葉は6節ぶりに首位に立ったが、前回、6月13日の鳥取戦(3-1)後に首位に立ったときは次の東京V戦に1-2で敗れ、わずか1節で首位から陥落している。次節・甲府戦で3連勝を飾り、首位をキープできるか。木山監督は「これから1試合1試合が大事になってくる。甲府は力のあるチーム。そこで3連勝できれば、混戦を抜けていけると思う」と誓っていた。

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