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愛媛先制も水戸、岡本のロスタイム同点弾でドロー持ち込む

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[7.15 J2第24節 愛媛1-1水戸 ニンスタ]

 6位以内、プレーオフ圏内進出を目指す12位・愛媛FCと11位・水戸ホーリーホックの戦いは1-1で痛み分けに終わった。

 前半ボールを保持した水戸は前半27分に左サイドのスペースへボールを送ると、キープしたFW橋本晃司が飛び出したGK不在のゴールへ右足コントロールショット。だが愛媛はCBアライールがゴールライン上でクリアして得点を許さない。

 逆に後半、愛媛は後半14分にMF前野貴徳の折り返しに走りこんだDF高杉亮太が左足シュート。22分にはMF大山俊輔からのパスを受けたMF東浩史の右足シュートがゴールを捉え、また右サイドを駆け上がった高杉の折り返しに走りこんだ東の決定的な右足シュートがゴール左ポストをかすめる。 

 ともに3試合ぶりの白星を目指した両チームの一戦のスコアは試合終盤に動いた。ホームの愛媛は後半37分、自陣右サイドからDF園田拓也が前方のスペースへグラウンダーの縦パスを送ると、これをDFの背後で受けた東がすかさず中央へラストパス。走りこんだFW石井謙伍が執念のスライディングシュートをゴール左隅へねじ込んだ。

 残り8分で先制した愛媛は守りを固めて逃げ切ろうとする。だが水戸は後半43分に神戸から移籍後初出場となったFW三島康平とMF坂井洋平を同時投入すると、後半ロスタイムに同じく交代出場していたFW岡本達也が劇的な同点ゴールを決めた。

 48分、水戸はゴール前の混戦からFW鈴木隆行が前線のスペースへとラストパス。三島の足に当たってコースの変わったボールは右前方の岡本の足下へ転がり、背番号13は右足ダイレクトでニアサイドへ同点弾をねじ込んだ。

 愛媛によると、0-2で敗れた北九州戦で指揮を執った青野慎也コーチは「100パーセントがんばってくれて、勝とうという意志は見せてくれましたが0-2の敗戦で、不甲斐ない試合でした」と語っていた。それを払拭する戦いを見せた愛媛だったが、ホームで勝ち点3をつかむことはできなかった。

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