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4番CF闘莉王が4発!! 名古屋が神戸に5-1で圧勝

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[8.4 J1第20節 名古屋 5-1 神戸 瑞穂陸]

 前節、最下位の札幌戦(1-2)に敗れた名古屋グランパスが、その悔しさをヴィッセル神戸にぶつけた。前節に続きFW起用された田中マルクス闘莉王は4得点と大爆発。5-1で勝利した。

 試合後、闘莉王は「穴埋めのジョーカーみたいな感じになっていますが、どこで出ても一生懸命やるだけです。前節、札幌で悔しくて情けないゲームをしたので、どうしても取り返さなければいけなかった。今日は何より勝てて良かった」と振り返った。

 神戸の西野朗監督は「前節、グランパスは落としていたので、タイトに入ってくることは分かっていましたが、その圧力に対応できなかった。闘莉王のCFを機能させてしまった」と唇を噛み、最後にMF小川慶治朗が1点を返したが「(良かったことは)何もない」と語気を強めた。

 キックオフからわずか2分で試合が動く。闘莉王がMF小川佳純からのクロスをヘディングで叩き込み、名古屋が先制する。これで浮き足立った神戸がビルドアップでミスを連発すると、名古屋はこれを逃さずに得点を重ねていく。25分にはMF橋本英郎のパスミスをMF`金崎夢生がカット。ラストパスを受けたMF小川佳純は、難しいボールをしっかりと処理してゴールに流し込み、今季初ゴールを挙げた。

 さらに38分にも神戸がハーフウェーラインを少し越えた位置でミスを犯す。そこでボールを奪った闘莉王がドリブルでボールを前に運ぶ。PA内の手前にきたところで、MF藤本淳吾にボールを預けると、中央で再びボールを受けて2点目を決めた。

 前半を3-0と圧倒した名古屋は、後半も攻め手を緩めない。後半15分には金崎のシュートをDFがブロック。ボールが再び金崎に当たると、ボールが闘莉王の前に転がる。これを闘莉王が決めて4年ぶりのハットトリックを達成し、勝利を決定づけた。さらに後半43分にも闘莉王は右サイドのクロスを胸でトラップし、GK徳重健太の逆を突くシュートを流し込み、チーム5点目を挙げて今季最多ゴールを記録した。

 試合終了間際の45分に、ようやく神戸もMF野沢拓也のパスから小川が1点を返したが、このまま5-1で名古屋が3試合ぶりに勝利を挙げた。対する神戸は直近の4試合未勝利(1分3敗)と苦しんでいる。

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