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2度にわたるアジアでの屈辱…3位決定戦は“因縁”の韓国戦

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[8.7 ロンドン五輪準決勝 日本1-3メキシコ ロンドン]

 44年ぶりの銅メダルを懸けた3位決定戦の相手は韓国に決まった。日本にとって永遠のライバルであると同時に、U-23世代の選手たちにとっては“因縁”という言葉さえ生ぬるく聞こえるほど、絶対に負けられない相手だ。

 サウジアラビアで開催された08年11月のAFC U-19選手権準々決勝。韓国に0-3の惨敗を喫し、U-20W杯への連続出場が7で途絶えた。この試合に先発していたロンドン五輪メンバーはFW永井謙佑、GK権田修一、MF村松大輔の3人。今大会のメンバーからは漏れたが、MF山本康裕、MF水沼宏太も先発し、FW原口元気もベンチにいた。

 さらに2年後、中国で開催された10年10月のAFC U-19選手権準々決勝でも再び韓国と激突。FW指宿洋史の2得点でリードを奪いながらまさかの3失点を喫し、2大会連続でU-20W杯への出場権を逃した。MF宇佐美貴史とDF酒井高徳がこの試合に先発。FW杉本健勇も途中出場している。

 2度にわたって世界への挑戦を阻まれた“韓国の壁”。アジアで味わった屈辱は彼らに「敗北の世代」という汚名までかぶせた。それでも、どん底からはい上がり、ロンドン五輪への切符を獲得。本大会では44年ぶりのベスト4進出という快挙を成し遂げた。史上初の決勝進出はならなかったものの、4年前にこの状況を想像できた人間は決して多くないだろう。

 ロンドン五輪アジア予選当時、村松は「苦しいとき、負けそうになったときはアジアユースのことを思い出して奮い立たせてきた」と言い、永井も「韓国との試合に負けて、一発勝負に負ける悔しさは覚えている。しっかり結果を残してロンドンへ行く。俺たちはここまで来たというところを見せたい」と語ったことがある。

 いつか韓国にリベンジを果たす。アジアでの悔しさが彼らの原動力になってきた。そして、ついにめぐってきた雪辱の機会が、五輪の銅メダルを懸けた3位決定戦だ。燃えない理由も、これ以上の舞台もない。U-23世代のラストマッチ。今度こそ韓国を倒し、忌まわしい過去を清算する有終の美で44年ぶりの銅メダルを獲得する。

(取材・文 西山紘平)

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