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U-23日本代表は韓国に敗れ4位…44年ぶりの銅メダル獲得ならず

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[8.10 ロンドン五輪3位決定戦 日本0-2韓国 カーディフ]

 44年ぶりの銅メダルはならず……。U-23日本代表は10日、ロンドン五輪3位決定戦でU-23韓国代表と対戦し、0-2で敗れた。1968年のメキシコ五輪以来、44年ぶりの銅メダルを懸けた日韓戦。前半38分、日本はミスからFWパク・ジュヨンに先制点を許すと、後半12分にもMFク・ジャチョルに追加点を決められた。44年ぶりのベスト4進出を果たしたU-23代表だが、準決勝、3位決定戦と連敗。メダルを手にすることはできず、4位で大会を終えた。

 日本は7日の準決勝・メキシコ戦(1-3)と同じ先発メンバー。FW永井謙佑を1トップに、2列目は右からMF清武弘嗣、MF東慶悟、FW大津祐樹と並んだ。
 韓国は準々決勝のイギリス戦(1-1、PK5-4)で負傷したDFキム・チャンスは準決勝・ブラジル戦(0-3)に続いてベンチとなったが、同じくイギリス戦で負傷交代していたGKチョン・ソンリョンが2試合ぶりの先発復帰。FWパク・ジュヨン、MFパク・チョンウも2試合ぶりに先発した。
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 立ち上がりから球際で激しい競り合いが繰り広げられ、拮抗した展開となった。中盤でのせめぎ合いが続き、互いになかなかシュートまで持ち込めない。前半17分、清武の左CKのセカンドボールを東が右足ボレーで狙ったのが、両チーム通じて初めてのシュートだった。

 韓国はパク・ジュヨンとMFチ・ドンウォンの2トップ気味でスタートしたが、前半途中からチ・ドンウォンが左サイドに張り、MFク・ジャチョルが中央に位置する。シンプルにロングボールでパク・ジュヨンをターゲットにする韓国の攻撃に対し、日本の守備陣も体を張って対応。韓国の圧力を感じながらもギリギリのところで跳ね返した。

 日本は前半29分、大津からパスを受けた清武がPA手前から右足を振り抜く。強烈なミドルシュートだったが、GKに弾かれた。同35分にはク・ジャチョルが大津に対し、後方から激しいスライディングタックルで警告を受ける。両チームの選手が集まる小競り合いに発展するなど試合はヒートアップしていった。

 すると前半38分、試合は思わぬ形で動く。韓国が自陣深くから大きくクリアすると、落下地点に入った吉田が目測を誤り、後方にそらしてしまう。パク・ジュヨンが抜け出し、一気にドリブルで駆け上がると、DF鈴木大輔、フォローに入ったMF山口螢をかわし、右足でゴールにねじ込んだ。韓国のファーストシュートが先制点。日本は今大会初めて先制を許し、0-1で前半を折り返した。

 早めに同点に追いつきたい日本だが、後半4分には清武からDF徳永悠平へのパスがミスとなるなど、リズムに乗れない。同5分にも鈴木のGKへのバックパスが短くなり、パク・ジュヨンに詰められたが、何とかGK権田修一がクリアした。

 ボールは保持できても、リトリートして守備ブロックをつくる韓国の厚い壁に阻まれ、チャンスをつくれない日本。後半11分、中央から強引に突破し、最後は大津が右足で狙ったが、シュートはミートせず、GKにキャッチされる。すると、このプレーからGKチョン・ソンリョンが前線にパントキック。パク・ジュヨンがヘディングでそらしたところにク・ジャチョルが抜け出した。PA内に走り込み、右足を振り抜く。カバーに入った鈴木が必死のスライディングを見せるが、ボールに触れることはできず、ゴールネットを揺らされた。

 GKからのロングキック1本で2失点目。追い込まれた日本は後半14分、扇原に代えてDF山村和也、同17分には東に代えてFW杉本健勇を立て続けに投入した。永井が左サイドに張り、杉本と大津が前線で縦関係を組む。まずは1点を返したいが、決定機をつくるところにまで至らない。後半26分、永井に代えてMF宇佐美貴史を投入し、最後のカードを切った。

 後半28分には宇佐美が相手選手に囲まれながらも個人技で強引に突破するが、ラストパスは合わず。韓国の堅い守りを前になかなかシュートまでも持ち込めなかった。後半42分の左CK。宇佐美のキックに吉田が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、ゴール前での競り合いから大津のGKに対するファウルを取られ、得点は認められない。ロスタイムの3分でも得点は生まれず、そのまま0-2で敗れた。

(取材・文 西山紘平)

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