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政治的メッセージを掲げたパク・チョンウの行為に韓国協会「セレモニーは意図的ではなかった」

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 ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦でU-23日本代表を下したU-23韓国代表のMFパク・チョンウが試合後に竹島(韓国名・独島)の領有を主張するメッセージを掲げた問題で、11日にロンドンのウェンブリースタジアムで行われた決勝後の表彰式にパク・チョンウは出席せず、銅メダルに輝いた韓国チームのみ17人での参加となった。韓国でも大きな話題を集めており、『中央日報』は最悪の場合「メダル剥奪」という結果になりかねないと報道。大きな波紋を呼んでいる。

 パク・チョンウは3位決定戦の試合後に「独島はわれわれの領土」と書かれたメッセージを手にグラウンドを駆け回った。だがこれはスタジアムなどでの政治的行為や活動を禁じている五輪憲章に抵触する可能性があり、国際オリンピック委員会(IOC)も調査を開始している。またこの件に関して国際サッカー連盟(FIFA)も調査を開始。行動が故意であったか判断されるまで銅メダル授与は保留となった。このためパク・チョンウは11日に行われたメダル授与式に参加することなく帰国している。

 同紙は韓国サッカー協会が上級機関である大韓体育会に「パク・チョンウのセレモニーは意図的ではなかった。ファンが渡した紙を手にして広げただけ」と釈明したと報じている。

 またチーム2点目を決めたMFク・ジャチョルが得点後のパフォーマンスとして行った万歳三唱についても言及。「当初独島セレモニーを企画したが、『当たり前の話をあえて取り上げる必要はない』という一部チームメートの意見があって万歳三唱に変えた」という試合後のインタビューを掲載。当初の予定通り独島セレモニーを強行していれば、大量のメダルはく奪の危機だったとしている。

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