beacon

[SBSカップ]U-19代表の注目DF植田、優勝懸けた日韓戦へ「激しい試合は自分の見せ場」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.17 SBSカップ国際ユースサッカー U-19日本代表7-2静岡ユース 草薙陸]
 
 鹿島、横浜FM、川崎Fが争奪戦を繰り広げている注目DF植田直通(大津高)がU-19日本代表のCBとして先発フル出場。前半7分までに2失点してしまう最悪の立ち上がりとなったが、その後は相手に得点を与えず、チームの勝利に貢献した。

「自分は強さというところがあるので、(代表に残るために)そこを出していきたい」。昨年のU-17杯で海外選手相手に見せた強さと圧倒的な高さ、そして抜群のスピードも備える逸材。少ないボールタッチで素早くボールを動かそうとする静岡ユース相手ではなかなか特長を発揮することができなかったが、それでも相手の縦パスに対して冷静に対応し、ロングボールは完璧に跳ね返した。「もう少し競らしてくれたりすれば楽しめたと思います」と語った植田だが「無失点に抑えたいというのはあるので、2失点というのはもう少し立ち上がりに気をつけていかなければいけない」と引き締めていた。

 7月29日の全国高校総体初戦ではまさかの初戦敗退。帝京三(山梨)相手にいいところなく敗れてしまった。「選手権へ切り替えました。(全国総体は)全国慣れ、というか、経験がなかった。でも(実力というよりも)経験不足ということもあるのでこれからどんどん練習していけばいい」と切り替えている。

 SBSカップは植田にとっても再スタートとなる戦い。1歳年上の世代のトップ選手たちとプレーする代表での経験でより成長してチームに戻るつもりだ。19日の最終戦は優勝を懸けて韓国と対戦。「日韓戦は激しい試合になると思う。そういう面は自分の見せ場だと思う。1対1、球際で絶対に負けないようにしていきたいです」。この日の反省も活かして韓国を完全に封じ込む。

(取材・文 吉田太郎)

TOP