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仙台が大宮に逆転勝ち!6試合ぶり白星で首位と勝ち点1差に

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[8.25 J1第23節 大宮1-3仙台 NACK]

 15位の大宮アルディージャが2位・ベガルタ仙台をホームに迎え撃った一戦は、仙台が3-1で逆転勝ち。7月7日の神戸戦以来6試合ぶりの白星を挙げた。

 前節悪い流れを止めた大宮と、5戦連続未勝利と悪い流れを止められないままこの試合を迎えた仙台との一戦は、仙台が制した。先制したのは前節、新加入FWノヴァコヴィッチの決勝ゴールによってF東京に1-0で勝ち、連敗を3でストップした大宮だった。前半25分、敵陣中央で左後方のMFカルリーニョスからのパスを受けたFW長谷川悠が右足でのトラップからすぐさま左足を振りぬく。ミドルレンジから放たれたグラウンダーの強烈な一撃はゴール左隅へ突き刺さり、先制ゴールとなった。

 だが7月、8月の公式戦7試合でわずか1勝の仙台がここから試合をひっくり返す。29分、PAでセカンドボールを拾ったMF太田吉彰の右足シュート、43分にMF富田晋伍の右クロスからFW赤嶺真吾の放った決定的なヘディングシュートはいずれも得点に結びつかなかったが、45分だ。左SB朴柱成が中央の太田へクロスを入れると、PAやや外の太田はPAへの頭でのパスを選択。左サイドからDFの前に強引に入り込んだFWウイルソンがトラップからGKの股間を射抜く右足シュートを決めて同点に追いついた。

 大宮は後半開始からファインゴールの長谷川に代えて前節のヒーロー、ノヴァコヴィッチを投入したが、先にゴールを奪ったのは仙台の方だった。MF梁勇基と太田が決定機を迎えるなど相手を押し込んだ仙台は12分、梁の左CKからマークを外してニアサイドへ飛び込んだCB鎌田次郎が、頭で逆サイドのゴールネットへ流し込む。

 逆転された大宮は21分にFWズラタン、32分にはMFチョ・ヨンチョルを投入。終盤にはSB下平匠を左サイドの高目の位置で張らせ、前線のズラタンやノヴァコヴィッチにボールを集めて強引にゴールを破ろうとする。だが、仙台の堅守を最後まで破ることができず。だが4バックの粘り強い守りで耐えた仙台は逆に後半ロスタイム、交代出場のMF関口訓充が個人で右サイドを破ると、その折り返しをPA外でコントロールしたMF松下年宏が右足シュートをゴール右隅へ叩き込んだ。

 6試合ぶりの勝利でこの日敗れた広島との勝ち点差を1とした仙台の鎌田は決勝ゴールについて「梁さんから素晴らしいボールが来た。当てるだけでした」。チームは悪い流れもストップ。鎌田は「タイトルへの挑戦ということで、相手どうこうでなく自分たちの試合をしようと試合に入った。(先制されたが)90分終わって、ということをみんなが考えている。(これからも)タイトルへ挑戦していく」。8月最後の試合で連続未勝利を止めた仙台は、広島との直接対決(9月15日、アウェー)も控える9月に首位を奪い返す。

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