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鹿島が大迫弾で神戸を撃破、連敗を2で止める

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[9.1 J1第24節 鹿島1-0神戸 カシマ]

 13位鹿島アントラーズはホームで11位ヴィッセル神戸と対戦し、FW大迫勇也のゴールで1-0で勝利した。連敗を2でストップさせ、3戦ぶりの白星獲得。12位へ順位を一つ上げた。対する神戸は8月4日の名古屋戦(1-5)以来、4戦ぶりの黒星。2戦無得点での敗戦となったが11位はキープした。

 この日の鹿島はMF柴崎岳が累積警告による出場停止。中盤ではMF本田拓也が今季初先発した。DF山村和也が不在の最終ラインには前節同様にDF青木剛が入った。対する神戸はDF相馬崇人を出場停止で欠き、左SBは茂木弘人が務めた。またFW大久保嘉人はベンチスタート。FW田代有三とFW小川慶治朗が2トップを組み、2列目右にはMF朴康造が入った。

 立ち上がりチャンスをつくったのは神戸だった。前半17分には右クロスから小川がシュートを放つも得点にはつながらない。その後もMF野沢拓也の右クロスからゴール正面のDF伊野波雅彦がヘディングシュートを打つも、決めることはできなかった。0-0で時間は進む。

 すると前半23分、鹿島が先制に成功した。DF新井場徹が左サイドでボールを受けるも、MF田中英雄にカットされる。しかし流れたボールを拾ったMF小笠原満男がすかさず前線へパス。これを受けた大迫がワンタッチで身体の向きを変えると、右足を一閃。ブレ球のシュートはゴールネットを揺らし、鹿島が先制に成功した。このゴールを守りきり、1-0で前半を折り返す。

 後半開始から神戸は田中に代わって、大久保を投入した。後半13分には茂木の左クロスに大久保が飛び込むも、ヘディングシュートはDF岩政大樹に阻まれる。その後もカウンターからチャンスメイク。大久保からのパスを受けた朴が右クロス。ファーサイドの田代が放ったシュートは枠を外れた。

 後半28分、神戸は2枚目の交代カードを切り、小川に代わってFW吉田孝行を投入。同35分には吉田のシュートをGK曽ヶ端準が弾き、こぼれに大久保が反応。しかしわずかな差で曽ヶ端が足で弾きだし、得点にはつなげなかった。終了間際の45分にも後方からのボールに抜け出た吉田が右足ダイレクトでシュート。これはクロスバー上へ外れていった。終盤の猛攻を凌いだ鹿島が大迫の1点を守り切り、1-0で勝利した。

 試合後、決勝点を決めた大迫は「自分の不甲斐なさで(ここまで)きていたので、こうやって結果を残すことができて良かった」と勝利に安堵の表情。「チーム一丸となって仲間のためにということを心掛けてやりました」と試合を振り返った。

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