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テベスの3試合連続ゴールで、マンチェスター・CがQPRを振り切る

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 昨シーズンの『劇的すぎる最終節』で主役を演じたマンチェスター・シティとQPR。1日に行われた12-13シーズンの第3節で再び対戦した両チームだが、この試合でもマンチェスター・シティは後半ロスタイムにゴールを挙げ、3-1でQPRに勝利した。

 今オフ、QPRは元韓国代表のMFパク・チソンを筆頭に、DFファビオ・ダ・シウバ、DFジョゼ・ボシングワ、MFエステバン・グラネロなど実力者を多く補強した。だが、選手同士がまだ互いの特徴を分かっていないのか、連係面でミスが多く、ボールを前線に運べない。結果、試合はマンチェスター・シティが一方的に攻める展開となった。

 立ち上がりから圧倒するシティに先制点が入ったのは、前半16分だった。CKをFWカルロス・テベスがボレーで合わせると、DFがブロック。こぼれ球をMFヤヤ・トゥレがゴールに押し込み、シティが先制した。その後も、ほぼQPR陣内で試合は進み、シティはチャンスをつくり続けたが、追加点を挙げることができない。

 後半に入っても、試合の流れは変わらなかった。後半7分には、MFダビド・シルバが右サイドからボールを運び、DFを引き付けてオーバーラップしたDFパブロ・サバレタにパスを出す。PA内で決定的なチャンスをつかんだが、サバレタのシュートはクロスバーを叩いてしまう。

 いつシティに2点目が入ってもおかしくない展開だったが、この試合2点目のゴールを決めたのは、QPRだった。後半14分、左サイドからFWアンディ・ジョンソンがボールを運び、強烈なシュートを枠に飛ばすと、これをGKジョン・ハートが弾く。そこにFWボビー・ザモラが詰めて、試合を振り出しに戻した。

 それまで多くのチャンスを逃していたシティだが、これで目が覚めたか。失点から2分、左サイドからテベスが折り返したボールに、FWエディン・ジェコが合わせて、あっさりと追加点を挙げてみせた。

 その後はQPRもセットプレーからチャンスをつくる。シティの守備もマークミスが出たが、QPRはフィニッシュの精度を欠き、同点ゴールを挙げられない。

 逆に後半ロスタイムには、ジェコがシュートを打つと、テベスがゴール前でコースを変えて、勝利を決定づける3点目を記録した。開幕戦から3試合連続ゴールとなったテベスの活躍もあり、シティが勝ち点3を加えている。


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