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[Y☆voice205]滝川二MF高畑智也「県で勝たないかんという重圧の中で、どれだけできるか」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第205回目は滝川二高(兵庫)のMF高畑智也選手(3年)です。

 世界的スカウトプロジェクト、ナイキ「THE CHANCE」では国内最終選考で僅差の落選を経験したが、それでも多彩なアイディアを活かした攻撃力は高校トップレベル。名門の司令塔は悔しさを選手権で晴らす。

―「THE CHANCE」ファイナルマッチでは自分自身のプレーが出せていたと思うが
「落ちたんで何も言えないですけど、やることはやったと思います」

―良かった点、悪かった点を
「良かったところはボールに多く触れたところで、アカンかったところはチームのバランスを意識しすぎて高い位置へあまり行けんかったところです」

―合否はギリギリのラインだったと思うが
「受からなかったんでしゅあないです。この後、チームでどれだけできるか。ここでできた経験をチームに持って帰れたらと思います」

―今年のチームは
「個人個人技術はある。それがまだあまり共有できていないというか、一人ひとりになってしまっている。ひとつになれば問題ないし、選手権は大丈夫だと思う。選手権は勝ちたいです」

―1年のときに全国優勝を見ている
「去年、2年の時は県で負けている。県で勝つ難しさがある。まず県でしっかり結果を残して、全国出ればみんな吹っ切れていいプレーが出来ると思う。県で勝たないかんという重圧の中でどれだけできるかというところが今のチームの課題。このジャパンファイナルにも滝二から3人来ることができているし、技術全員あるんで、チームとしてはこれから上がっていくと思う。選手権は頑張りたいです」

―憧れの選手は
「一つのプレーでこの人スゴイなと思うのは、プロというよりも身近な人なんですけど、ファーストタッチだったら滝二で一つ上の先輩なんですけど筒井亮磨さんとか。ボランチとしての運動量だったら2つ上の香川(勇気)さんとか。身近に滝二でいい選手を見てきた。そういう人達が自分にとっては憧れ。海外とかにも目標はいっぱいいるんですけど、入学してからの2年間は身近なところでいい選手からいいところをいっぱい学べた。そういう人達のいろいろないいところを盗んで自分のものにしていきたい」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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