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ダヴィが3戦5発の今季25点目!!首位・甲府が岡山を下して3連勝

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[9.14 J2第33節 甲府1-0岡山 中銀スタ]

 J2の第33節が14日に各地で行われた。14戦負けなし(10勝4分)の首位ヴァンフォーレ甲府はホームで10位ファジアーノ岡山と対戦し、1-0で勝利した。後半15分に、J2得点ランキングで首位に立つFWダヴィが3戦5発となる今季25点目。このゴールを守り切ると3連勝を飾った。8日に行われた天皇杯では、福島ユナイテッドFCに0-0で迎えたPK戦の末、PK3-4で敗れた甲府だったが、その敗戦を払しょくするホームでの勝利となった。

 今季早くも25点を決め、ゴールを量産しているダヴィは試合後に「目標を達成するためにサポーターの力も大切になる。一丸となって戦って、J1に昇格しましょう」とサポーターへ呼びかけた。この日の入場時には子どもを抱きかかえていたが、そのことについて問われると、「奥さんのお姉さんの子どもが来ていた。彼女の前で決められて良かった」と姪っ子の前での得点にハニかんだ。

 立ち上がりから甲府はFWフェルナンジーニョが起点となり、チャンスを演出。前半16分にはダヴィ、MF永里源気とつなぎ、最後はPA手前左からフェルナンジーニョがシュート。惜しくもポスト右へ外れた。同35分にはダヴィが決定機。DF佐々木翔の浮き球パスからヘディングシュートを放つもGK中林洋次にキャッチされた。

 対する岡山はFW金民均が積極的にゴールを狙う。前半18分には右サイドからパスをつないでチャンスメイク。金がオーバーラップしてきたDF竹田忠嗣とのワンツーからPA右へ進入し、右足シュート。わずかにポスト左へ外れていった。互いに得点は生まれずに前半を折り返す。

 すると試合は後半に動いた。後半13分、左サイドでパスを受けた佐々木が中央へ浮き球のパスを入れる。相手DFとGKの間を狙っての絶妙なボールにダヴィが飛び込むと、GKを前に右足アウトサイドでのコントロールシュート。「上手く体を使ってシュートを決めることができた」とダヴィ自身が振り返る、技ありの一撃がゴールネットへ吸い込まれた。ようやく甲府が先制点を奪った。

 なんとか追いつきたい岡山だったが、最後までゴールネットを揺らすことはできず。金が果敢に仕掛けるも、最後の場面でシュート精度を欠くなど無得点のまま試合は終了。甲府が1-0で勝利した。

 試合後、勝利した甲府の城福浩監督は「このチームは攻撃的なんですけれども、失点せずに戦えたことが良かった」と勝因を振り返ると、「きょうを含めて残りは10試合。900分しかないので1分たりとも無駄にできない」と表情を引き締めた。

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