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東京Vが9戦ぶりの複数得点で愛媛を下し、プレーオフ圏内浮上

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[9.17 J2第34節 東京V3-0愛媛 駒沢]

 7位東京ヴェルディはホームで18位愛媛FCと対戦し、3-0で勝利した。前半26分にFW阿部拓馬がPKを決めて先制すると、同38分にはMF西紀寛が追加点。後半24分にはFWアレックスがダメ押しゴールを決めた。高橋真一郎監督の就任後、2試合目で初の白星獲得。7月22日の熊本戦(2-0)以来、9試合ぶりの複数得点で勝ち点3を手にすると、7位からJ1昇格プレーオフ圏内の6位浮上を果たした。

 序盤から東京Vが果敢に仕掛ける。前半3分にはMF中後雅喜のパスに抜け出た阿部がシュートを狙うもクロスバー上へ外れた。その後はJ初先発となった2種登録の18歳MF中島翔哉が積極的にシュートを狙う。前半23分にはPA手前から強烈なミドルシュートを狙うも、クロスバーを叩いた。前節・福岡戦(1-1)に続く得点は奪えない。

 それでも前半26分に東京Vが先制に成功。FWアレックスとのワンツーからPA内左へ抜け出した西がDFアライールに倒されて、PKを獲得する。これをゴール右へ阿部が決め、1-0とリードを奪った。同31分には2点差に広げるチャンスが巡ってくる。阿部のパスからPA左へ抜け出した中島がGK秋元陽太に倒されて、この日2度目のPKを獲得。しかし中島が自ら放ったシュートは、ポスト右へ逸れた。

 痛恨のミスとなったが東京Vの勢いは止まらない。前半38分には追加点。PA左で仕掛けた阿部が横パス。詰めていた西がPA右から右足シュートを流し込んだ。2-0と差を広げ、前半を折り返した。

 2点リードの東京Vは後半17分、最初の交代カードを切る。中島に代わってMF柴崎晃誠が出場した。すると後半24分にダメ押しの3点目。ハーフウェーライン付近でMF梶川諒太がボールを奪い、ショートカウンター。最後は右サイドへ抜け出した西のマイナスの折り返しから、アレックスがシュートを決めた。3-0と試合を決定づけた。そのまま試合は終了。東京Vが勝利した。

 試合後、就任後2試合目にして初勝利を手にした東京Vの高橋監督は「良かった。ホッとしています」と安堵の表情。「選手がすごいゲームをコントロールしてくれた。本当に選手は良くやってくれた」と選手を労い、「もちろん残り8試合で2位以内を狙っていきます」と力を込めた。

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