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[AFC U-16選手権]U-16代表、再び韓国に敗れる…

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[9.25 AFC U-16選手権GL第2戦 日本1-3韓国 イラン]

 13年U-17W杯の出場権を懸けたAFC U-16選手権イラン2012に出場中のU-16日本代表は25日、グループリーグ第2戦で韓国と対戦し、1-3で敗れた。1勝1敗となった日本は27日、グループリーグ突破をかけて北朝鮮と戦う。

 1次予選で2-4で敗れている韓国の前に再び屈した。サウジアラビアとの初戦を2-0で制した日本は初戦から先発6人をチェンジ。4-3-3システムのGKは長沢祐弥(藤枝東高)で4バックは右から石田崚真(磐田U-18)、宮原和也(広島ユース)、酒井高聖(新潟ユース)、伊藤克尚(広島ユース)の4バック。中盤は中谷進之介(柏U-18)がアンカーの位置に入り、フロントボランチが水谷拓磨(清水ユース)と鈴木徳真(前橋育英高)。3トップはワイドトップに北川航也(清水ユース)と小川紘生(浦和ユース)が入り、中央は会津雄生(柏U-18)が先発。長沢、宮原、水谷、鈴木、北川を除く6名を初戦から入れ替えるメンバーでライバル撃破を目指した。

 日本は立ち上がりから水谷が果敢にシュートを放つなど意欲的な攻撃を見せる。ただ、先制したのは韓国だった。前半13分、日本を押し込んだ韓国はFWファン・ヒチャンの落としからMFハン・インボムがラストパス。これが不運にも日本DFに当たってPAへ走りこんだファン・ヒチャンの目の前に転がってしまう。初戦で北朝鮮からハットトリックを達成している韓国のエースは右足で先制ゴールを叩き込んだ。

 対する日本はダイレクトのパスを多用しながらボールを動かすが、なかなかいい形で中盤のラインを突破することができない。それでも23分、会津とのコンビで中央突破した鈴木が右前方の小川へつなぐと、小川の柔らかい左足シュートがゴール左隅へ吸い込まれた。

 1-1となった後、拮抗した時間帯が続いたが、先にスコアを動かしたのは再び韓国だった。前半42分、敵陣中央でマークを外したハン・インボムがPAへ絶妙なスルーパス。これに反応したMFチェ・ジュヨンが左足ダイレクトで合わせて2-1とリードした。

 1点ビハインドで前半を終えた日本は後半開始から北川に代えて唯一の中学生である、FW杉森考起(名古屋U15)を投入。5分には中谷が強烈な右足ミドルを放ち、8分には水谷のパスでPAへ侵入した杉森の右足シュートがゴール左ポストを叩いた。

 その後も正確なパスからシュートにまで持ち込む日本だが、平均身長で約5cm上回る韓国DFを攻略することができない。19分に鈴木に代えてMF三好康児(川崎F U-18)を投入した日本は直後の20分、三好の左足シュートのこぼれ球を拾った小川が左足シュート。だが、狙いすまして放たれたこの一撃もポストを叩き、追いつくことができない。

 石田の思い切ったオーバーラップなどで反撃する日本は34分にMF青山景昌(名古屋U18)を投入。日本は相手の2倍以上のシュートを放つが、相手の巧みなポジショニング・守りの前になかなか決定機をつくることができず。逆に後半44分、MFコ・ミンヒョクに直接FKを決められ、韓国に1次予選に続く連敗を喫した。

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