beacon

磐田戦キックオフ直前、F東京・ポポヴィッチ監督インタビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加
 Jリーグは29日に第27節を行い、FC東京はジュビロをホームに迎えている。前節、F東京は川崎Fとの多摩川クラシコで、良い内容の試合を見せたが1-2で敗れた。キックオフ直前のインタビューに応じたF東京のランコ・ポポヴィッチ監督は、「前回のような質の試合を継続して見せ続けること。そうすれば自ずと結果はついて来ると思います」と、継続することが重要だと語った。

以下、インタビュー全文

―椋原選手のスタメン起用の意図は?
「マル(丸山)もここ何試合かスタメンで出場を続けて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていましたが、気持ちでも、フィジカル面でも、疲れが出てくる時期です。そういう意味で、よりフレッシュな椋原を起用しました。椋原も攻撃面でも良いタイミングで前に飛び出してくれますし、チームに貢献してくれるプレーを出してくれるので、今日の試合でも必ずやってくれると思います」

―対面には駒野選手がいるが、対策は?
「磐田が逆サイドに日本代表選手を獲得したとしますよね。そうすると、また彼らのチームに合わせたチームづくりをしないといけません。それだけは私はやりたくない。今日の椋原にしても、駒野を守るのではなく、駒野が椋原を守る展開にしてほしいと思います。FC東京の選手なら、そういうメンタルで臨まないといけません」

―前回、良い試合をしたが負けた。修正はできた?
「本当にこの試合でも前回と同じように試合を通じて主導権を握れる試合を見せて、そして結果につなげたい。大切なのは、前節のような質の試合を継続して見せ続けること。そうすれば、おのずと結果は付いて来ると思います。そして、結果を出すためには、子供のようなミスをしてはいけません。今までは不用意なミスが多かった。その部分は修正して改善しないといけません。シーズン前から言ってきたことですが、昨シーズンはJ2を戦って、ミスもなかなか失点になりませんでした。しかし、J1では一つの不用意なミスが失点につながる。甘さ、隙を見せる所を失くしていきたいと思います」

―エジミウソン選手はゴールして、自信を取り戻した?
「取り戻していると思います。自信を無くす理由はないでしょう」

―試合に出ていなかったが?
「逆に、それはモチベーションになります」

―結果残した選手は使った方がいい?
「そうとは限りません。ネマニャは前の前の試合でゴールを決めましたが、前の試合では先発ではありませんでした。それがすべてではありません。前回の試合であれだけ多くの決定機をつくりながらも、決めきれなかった。決定力がある選手は必要ですからね」

―前節、羽生選手は非常に良かったが、外れたのは?
「非常に良かった。素晴らしかった。だが、エジもニュウも、まだ90分間、自分の力を出し続けられる状態にはありません。エジは単純に後半途中出場して、流れを変えるプレーが得意ではなく、最初から持ち味を出すタイプ。ニュウは後半から出ても、良い流れを持ってきてくれます。ペースを変えてくれる速い選手ですからね」

(取材・文 河合拓)

TOP