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前節同様に終了間際の同点弾!!粘る東京Vが山形に追いつきドロー

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[9.30 J2第36節 山形1-1東京V NDスタ]

 5位東京ヴェルディは8位モンテディオ山形と対戦し、1-1で引き分けた。2戦連続となる終了間際の同点弾で粘りをみせ、勝ち点1を手に入れた。勝ち点3は逃したものの4戦負けなし(1勝3分)となっている。

 互いに果敢に攻め込むものの、なかなか試合は動かない。前半25分にはセットプレーから山形が決定機を迎える。右サイドからのFK、DF石川竜也の蹴り込んだボールはGK土肥洋一がセーブした。対する東京Vは直後にサイド攻撃からチャンスを演出。MF西紀寛が左サイドから仕掛け、ゴールライン際からマイナスのパス。PA内左でDF和田拓也がラストパスを送ると、FWアレックスが右足シュート。GKに阻まれた。0-0で前半を折り返す。

 試合が動いたのは後半だった。後半31分、山形が中央でのパス交換から崩しにかかる。MF宮阪政樹のロングボールを起点に、FW林陵平が落とし、FW山崎雅人からMF廣瀬智靖につなぐ。PA右へ抜け出した林がわずかに触ると、最後はゴール前右へ詰めていたMF秋葉勝がシュートを決めた。1-0と山形がリードを奪った。

 その後は猛攻を仕掛ける東京Vだったが、あと一歩のところで決めきれない。和田の左クロスを受けた途中出場のFW木島良輔が胸トラップから右足シュートも得点にはつながらなかった。それでも終了間際のロスタイム5分に劇的ゴールが決まった。PA手前左からMF中後雅喜のFK、これをGK清水がファンブルする。ゴール前へDF土屋征夫が詰めると、ゴールからかきだそうと清水が触ったボールはゴールネットを揺らした。公式記録上は土屋のゴール。東京Vが土壇場で追いつき、1-1で引き分けた。

 東京Vは前節の千葉戦(2-2)でもロスタイム2分に追いついており、2試合連続で終了間際に勝ち点1をもぎとる結果となった。試合後、同点弾の土屋は自身がボールに触れていなかったことを強調し、「微妙なのであまり喜べないです」と複雑な表情で得点シーンを振り返るも、「この前の試合もロスタイムに追いついて、粘り強い試合をすることができた。今度は絶対に勝ち点3を取る戦いをしていきたい」と今後へ向けて力強く意気込んだ。

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