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[CL]2失点に絡み悔やむ内田、「打たないと思ったら来た」

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、各地でグループリーグ第2節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ04(ドイツ)はホームでモンペリエ(フランス)と対戦し、2-2で引き分けた。公式戦2試合ぶりの先発で今季欧州CL初出場となった内田だが、チームは2点差を追いつかれた28日のデュッセルドルフ戦に続いてリードを守れず、「2試合続いちゃいましたね」と悔しさをにじませた。

 先制したのはモンペリエ。前半13分、カウンターからパスをつなぎ、最後はFWアイト・ファナに内田が対応するも中に切り込まれ、ミドルシュートを決められた。「自分の相手からやられてしまった。1試合を通してあれだけだった。でも、ああいうチャンスを決めるチームから、こういう舞台に出てきている」。そう悔やんだ内田はハーフタイムにチームメイトから励まされたという。

「ハーフタイムに『しょうがない』ってすごくみんなに言われた。落ち込んでいるように見えたのかな。『相手がうまかった』って」。本人は「ゴールが入るときはああいう感じかな」と落ち着いていたが、「でもああいうのを止めていかないといけないと個人的には思っていた。考えちゃったね。ズレてズレて来たから、パスか、シュートを打つか。打たないよねって考えていたら(シュートが)来て。その分、『よいしょっ』みたいな」と反省した。

 悔やまれるのは2-1と逆転してからの試合運びだった。前半26分にMFドラクスラーのゴールで追いつくと、後半8分にPKで勝ち越し、相手は退場者を出した。数的優位で1点リード。「回すは回すでいいんだけど。頭では分かっているけど、行けたら点を取るというのが実行に移せない。3、4点取れたらデュッセルドルフ戦から学べたねってなるんだけど……。」10人を相手に試合を決定づける3点目を奪えず、試合終了間際の後半45分に痛恨の失点。FWカマラのシュートは内田の股間を抜け、同点ゴールが吸い込まれた。

「当たると思ったんだけどね……」。2失点に絡み、悔しさを隠せなかった内田。「プランはハマッていたよね。あれで2-1で勝てていたらプランどおりで、素晴らしかった。引き分けだから良くない。結果だから」と、ホームで勝ち点1に終わった結果を悔やんでいた。

(取材 了戒美子)

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