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ベンチは別のキッカーを指示も、PK失敗の小野「自分がPKを取ったから…」

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[10.6 J1第28節 横浜FM0-0広島 日産ス]

 痛恨のPK失敗だった。横浜F・マリノスは0-0で迎えた後半30分、ドリブルで左サイドから中に切れ込んだFW小野裕二がMFミキッチに倒され、PKを獲得。小野が自ら狙ったが、右足から放った渾身のキックはゴール上へ大きく外れた。

「自分がPKを取ったから、自分で決めたくて蹴ったけど、結果的に外して、チームに迷惑をかけてしまった」。ベンチからはMF兵藤慎剛に蹴らせるように指示が飛んでいたが、PKを獲得した小野が自らキッカーを務めた。そして、まさかの失敗。「次の試合から取り返していきたい」と声を絞り出すしかなかった。

 PKを蹴る前には広島の選手からしきりに声をかけられ、挑発されたという。「相手の選手にもいろいろ言われたけど、蹴ることに集中しようと思った。ああいうところで決められるような選手になりたい」と反省しきりだった。

(取材・文 西山紘平)

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