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ホッフェンハイムMF宇佐美「できるだけ長くブンデスでプレーしたい」

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 ブンデスリーガは公式HPの英語版でホッフェンハイムのMF宇佐美貴史のインタビューを掲載した。

 同サイトは、宇佐美を今シーズン、もっとも輝かしい活躍を見せている日本人スターの一人と紹介し、11-12シーズンを名門バイエルンで過ごした20歳の活躍に迫った。今季からホッフェンハイムに加入した宇佐美は、7試合に出場し、2得点2アシストと結果を残しており、インタビューではブンデスリーガへの想い、そしてブレークできた理由を語っている。

 今季の成功について、宇佐美は「昨シーズン、ブンデスリーガでプレーできたことで順応することができました。特にスピードに慣れたことは大きいですね。それが今季のパフォーマンスにつながっています。でも、まだ成長できる余地はあります」と語っている。

 バイエルンでは、世界屈指の名手であるFWアリエン・ロッベンやMFフランク・リベリとの定位置争いがあった。「彼らのようなワールドクラスの選手とのポジション争いは、非常に難しいものでした。残念ながら、僕はポジションを奪うことができませんでしたが、多くのことを彼らから学び、それが自分にとって非常に大きかったです。ほとんど試合には出場できませんでしたが、その中でも自分の弱点と向き合って、課題に取り組むことができました。それが今季、ホッフェンハイムでのプレーにつながっています」と、振り返っている。

 ドイツに渡って、何を学んだかと問われた宇佐美は「ドイツ語はとても難しい」と苦笑した。「今は家庭教師をつけていて、少しずつ喋れるようになって来ている感じです。できるだけ、通訳を使わずに話をしようとも試みています。でも、僕も妻も、ドイツでの生活が気に入っていますし、すごく馴染んでいます」。

 ブンデスリーガには、多くの日本人選手がプレーしている。そのことについては「驚きではない」と語った。

「日本人選手が成功しているのは、驚きではありません。すごく良い選手が集まっていますからね。メンタル面が大きいと思います。みんな成長したいと強く思っていますし、すごく野心を持っているので」

 宇佐美はG大阪からの期限付き移籍でブンデスリーガのピッチに立っている。選手として、今後、どのような未来を描いているのか。宇佐美はブンデスリーガで可能な限り長くプレーしたいと口にした。

「ブンデスリーガは素晴らしい。レベルはとてもつなく高いし、スタジアムの雰囲気も最高です。ホッフェンハイムで成功して、できるだけ長くブンデスリーガでプレーしたい」

 ホッフェンハイムは19日にG・フュルトとホームで対戦する。机上では簡単な試合になりそうだが、というbundesliga.comの質問に対し「もちろん勝ちたい試合です。自分たちのやりかたでプレーして、結果を出したい」と、意気込みを語っている。

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