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甲府のJ2初優勝が決定、21戦無敗でJ2記録も更新

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[10.21 J2第39節 福岡2-3甲府 レベスタ]

 1年でのJ1復帰を決めたヴァンフォーレ甲府はアウェーでアビスパ福岡に3-2で競り勝ち、J2初優勝を決めた。勝てば自力での優勝が決まる一戦でFWダヴィが5戦連発弾を含む2得点。MF永里源気も古巣相手に決勝ゴールを決めた。これで21試合連続負けなし(15勝6分)のJ2記録も更新。記録尽くめのクラブ史上初タイトルとなった。

 甲府は前半22分、CKの流れからMFフェルナンジーニョが左クロスを上げると、ゴール前のこぼれ球を永里がシュート。一度はGKに弾かれたが、跳ね返りをダヴィが左足で押し込んだ。福岡も同27分にDF古賀正紘の長いスルーパスをFW坂田大輔がスルーし、PA内に走り込んだFWオズマールが同点ゴール。しかし、直後の前半29分、細かいパス交換からフェルナンジーニョ、MF山本英臣とつなぎ、最後はダヴィがこの日2点目を決め、すぐさま勝ち越した。

 前半44分にはフェルナンジーニョのスルーパスに反応したDF福田健介がゴールラインぎりぎりからマイナスに折り返し、永里が右足ダイレクトボレー。豪快にゴールネットに突き刺し、3-1とリードを広げた。自分たちのホームで優勝を決めさせたくない福岡も粘りを見せる。後半14分、MF鈴木惇の右CKがオウンゴールを誘い、2-3。1点差に追い上げると、その後も怒涛の反撃を見せるが、甲府守備陣は最後まで集中力を切らさず、体を張ってしのぎ切った。

 城福浩監督は「今年1年間、選手たちと戦ってきて、こういう結果になってうれしい。苦しいこともあったけど、選手を誇りに思う」と喜びのコメント。残り3試合に向けても「僕らには無敗記録がある。残り3試合でも伸ばせるようにしたい」と、最終節まで無敗記録を更新してシーズンを締めくくり、来季J1に挑むつもりだ。

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