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手術を回避し3週間ぶりベンチ入り、岡崎「まだ骨はくっついてない」

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 ブンデスリーガは21日、第8節3日目を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトは敵地でハンブルガーSVと対戦し、1-0で競り勝った。9月26日のホッフェンハイム戦(0-3)で左足の親指を負傷した岡崎も3試合ぶりにベンチ入り。出番はなかったが、骨折で全治2か月という一部報道について「その話がどこから出たのか分からないけど、手術をしていたら2か月という話だった」と否定し、「手術しなくていけると言われたので」と手術を回避し、3週間あまりで戦列に戻ってきた。

「今も(骨は)くっついてはないですけど、やっても大丈夫な部分らしいですよ」。そう明かす岡崎だが、患部はテーピングで固めているそうで、痛みもまだ残っているという。試合の中で激しく接触すれば悪化する可能性もあるが、「みんなケガとかしていて、メンバーがいないので。だからまあチャンスといえばチャンスなので」と、危険を覚悟で早期復帰した。

 自身が離脱中には日本代表の欧州遠征もあり、フランス、ブラジルという世界の強豪と戦った。「ハイライトで見たけど、実際にゲームは見ていない」という岡崎だが、ブラジル戦について「いつものようにパスは回せるけど、肝心なところで取られてカウンターというのが多かったと思うので。そこを崩し切れるか、最後まで守り切れるか。そういうところで最後の個の力の差が出たと思う」と分析する。

「俺自身が出ていても、そこまで(状況を)変えることはできなかったと思う。裏に抜けてとか自分にやれることはたくさんあったとは思うけど、やっぱり点を決めるというところが自分にはないと思うので」。そう話す岡崎は「休んでいて思ったのは、やっぱり上手い奴が試合に出るし、上手い11人が試合に出ると思うので、俺自身ももっと上手くならないといけないなと。それを求めていかないと」と、さらに刺激も受けたようだ。

(取材 了戒美子)

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