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コンディション懸念されるU-19代表エース久保「試合になれば絶対に決められる」

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[10.24 練習試合 U-19日本代表3-1草津]

 AFC U-19選手権UAE2012を戦うU-19日本代表のエースとして期待されるFW久保裕也(京都)だが、この日は1本目4分に放った右足シュートを除くと、中盤との連係が上手くいかなかったこともあり、ほぼシュートチャンスは訪れず。個人としては無得点に終わり、「悔しいです」と唇を噛んだ。

 高校3年生だった昨年はJ2で二桁得点を挙げて大きな注目を集めた。天皇杯でも横浜FMとの準決勝で決勝ゴールを決めるなど、出場した3試合全てでゴールを決めてチームの準優勝に貢献。そして今年2月のアイスランド代表戦には日本代表として初選出された、世代を代表するストライカーだ。

 ただ、相手のマークが厳しくなった今シーズンはゴールから見放されたこともあって出場機会が伸びず、7月29日の町田戦を最後に先発から外れている。現在20試合1得点。「力はある。期待している」と話す吉田靖監督も「心配していないですけど、試合に出ていなかったのでゲーム感を戻さないといけない」とコンディション面について指摘する。

 それでも7月のAFC U-22選手権予選のインドネシア戦で4得点を挙げ、8月のSBSカップでも3試合で5得点を挙げるなど、エースはこのチームで結果を残してきた。「全然コンディションは悪くないし、公式戦に出ていないというのはありますけれど、あまり支障はないと思います。試合になれば絶対に決められると思うので、大丈夫です」。

 過去2大会、U-20W杯に出場できていないことも本人は危惧していない。「プレッシャーにも感じていないし、気にしていないです。自分のプレーだけに集中して、点決めることだけ考えていきたいです」と宣言。周囲の不安をゴールで払拭する。

(取材・文 吉田太郎)
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