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[CL]決勝点につながるアーリークロス、内田「恥ずかしいからやめて」

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は24日、各地でグループリーグ第3節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)は敵地でアーセナル(イングランド)と対戦し、2-0で快勝した。公式戦4試合連続の先発フル出場を果たし、攻守に渡って完封勝利に貢献した内田は「ドルトムント戦からアウェーでいい流れで戦えていた。メンバーも代わってないし、引き分け狙いではないなという、勝ちにいっているなという雰囲気はあった」と指摘。20日のブンデスリーガでドルトムントに2-1で競り勝ったルールダービーに続いて敵地で強敵を下し、「ダービーが一つのポイントだった。あれだけアウェーでもビビることなくやれていたので。チームとしてもやれていた部分だと思う」と力説した。

 右サイドを効果的に駆け上がり、クロスからチャンスを演出した。前半43分にはMFノイシュテッターからのサイドチェンジを受け、決定機を演出。内田の折り返しに合わせたFWフンテラールのシュートは枠を捉え切れなかったが、「いいんですよ。入ったと思ったけど。でも、後半点を取ってくれるし」。0-0で迎えた後半31分のフンテラールの先制点。このシーンも、起点は内田のアーリークロスだった。

 クロスが相手選手に当たって浮いたボールにノイシュテッターが競り勝つと、さらにFWアフェライが頭でゴール前に落とし、フンテラールが右足でゴールにねじ込んだ。起点になったことを聞かれた内田は「恥ずかしいから、やめて」と苦笑いだったが、「サッカーはよく分からない。事故じゃないけど、ああいうのが入るし、前半みたいにきっちり崩しても入らない。ジャブじゃないけど、その繰り返しだと思います」と、冷静に分析した。

「一昨年、マンチェスター・ユナイテッドとやったとき、俺らはボールを取ってから攻められなかったけど、こういうアウェーで前に出て行って、やっと戦えるような位置になってきたかなと」。チームとしての成長に手応えを深める内田は「守るだけだったらできるけど、いつかはやられる。そこから前に出て行くチームとして、カウンター狙い、縦に速くというのは練習からもやっているし、アウェーが2戦続いて感じていることなので」と力強く話していた。

(取材 了戒美子)

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