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熾烈なU-19代表CB争い制するのは?奈良「守備では少し違いを出せた」

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[10.26 練習試合 U-19日本代表5-0JAPANサッカーカレッジ]
 
 熾烈な争いを繰り広げられているU-19日本代表のCBのポジション。この日、先発したDF奈良竜樹(札幌)が好アピールに成功した。身長180cmでCBとしてはそれほど大柄ではない奈良だが、プロ1年目ながらもJ1で19試合に出場しているDFの当たりの強さと空中戦の強さはハイレベル。またハートが強く、それを前面に出す激しさもある。67分間を無失点に抑えたプレーについては、中盤の柱を担うMF熊谷アンドリュー(横浜FM)も「CBに奈良が入ったことでタク(岩波)とはまた違ったガツガツさがあった。限定すればあそこで取れるという感じはありました」と讃えていた。

 奈良がベンチスタートだった24日のザスパ草津戦。チームは主力組だった相手に主導権を握られて苦しい内容だった。だが、この日はGK杉本大地(京都)や奈良の声が常にピッチに響き渡るなど、後方からの声によって集中していたチームは大きな穴をつくらなかった。

 CB争いは主将のDF遠藤航が当確で、残りひとつを20日にJ1デビューしたばかりの岩波拓也(神戸)と鹿島アントラーズ加入内定の大型DF植田直通(大津高)、そして奈良の3人が争う構図だ。高精度のキックに加えて守備センスも高い岩波、強さと高さには絶対の自信を持つ植田とのライバル争いを制するためにも先発起用されたこの日、奈良はしっかりとアピールする必要があった。「ボクは岩波クンみたいなピンポイントフィードみたいなことはできないので、その分、守備で周りを動かしてというところでは負けないように、そこを自分が入ったら出していきたいと思っていた。自分からの大きな展開はなかったですけど、守備では少し違いを出せたかなと思います」と納得の表情だった。

「今年1年間J1でやって、ディフェンス、1対1の部分は大分鍛えられたと思う。個人的にレベルの高い選手が中東には多いので局面局面で負けないようにして、味方を後ろから動かす声を積極的に出していきたい」とJ1での苦しい戦いの末に得た経験をU-19代表で活かすことを宣言。「ボクたちの1個下の代が(U-17)ワールドカップでベスト8まで行って、自分もその試合をテレビで見ていたし、自分もそこでやりたいなという思いがある。また、そこに行ければ(今後の)可能性も広がってくると思うので、自分のためにも、日本のためにもしっかり世界の切符は掴みたいなと思います」。最後まであきらめずにレギュラーを狙い、そして試合で結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)
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