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勝てば2位の京都はドローで自動昇格逃す…甲府は24戦無敗でフィニッシュ

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[11.11 J2第42節 京都0-0甲府 西京極]

 2位京都サンガF.C.はホームで首位ヴァンフォーレ甲府と対戦し、0-0で引き分けた。勝てば自力での2位確保&自動昇格が決まっていたが、痛恨のスコアレスドロー。3位湘南が勝ったため順位は逆転し、湘南の自動昇格が決まった。3位に転落した京都はJ1昇格プレーオフに回り、18日の準決勝で6位大分と対戦する。

 勝てば自動昇格が決まる京都は前半から再三、決定機をつくった。前半12分には左サイド角度のない位置からのFKのチャンスにMFチョン・ウヨンが右足で直接狙ったが、GK荻晃太が好セーブ。同23分、中盤でこぼれ球を拾ったチョン・ウヨンの右足ミドルもGK荻の好守に阻まれた。

 前半30分にもセットプレーからチャンスをつくる。チョン・ウヨンの右FKに合わせたのはFW駒井善成。ヘディングで叩き付けたが、ワンバウンドしたボールは惜しくもクロスバーを弾き、ゴールはならなかった。結局、前半は0-0で終了。ハーフタイムの時点で3位湘南が町田を2-0でリードしており、このまま引き分けに終われば、2位の座を明け渡す展開となった。

 23試合連続負けなし(16勝7分)のJ2記録を更新している甲府は後半11分、FW永里源気に代えてFW高崎寛之を投入し、先に動いた。しかし、京都ペースは変わらない。後半13分、駒井の右サイドからのクロスにMF中村充孝が右足で合わせるが、ここもGK荻がビッグセーブ。自動昇格へ1点が欲しい京都の前に甲府の守護神が立ちはだかった。

 京都は後半22分、MF内藤洋平に代えてFW宮吉拓実を投入し、最初のカードを切る。同33分には工藤に代えてFW原一樹をピッチに送り込んだ。同35分、原が積極的にロングシュート。ゴールへの執念を見せるが、どうしても1点が遠い。

 ロスタイムの4分間でもゴールを奪えず、0-0のまま試合終了。京都は最終節で2位から3位に転落。自動昇格を逃し、昇格プレーオフに回ることになった。最後まで無失点でしのいだ甲府はこれでJ2記録を24戦無敗(16勝8分)に更新し、今季の全日程を終えた。

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