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[フットサルW杯2012]誕生日の16強敗退も胸を張るFP木暮「素晴らしい日だと思う」

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[11.11 フットサルW杯2012 ウクライナ6-3日本 フアマーク]

 33歳の誕生日は、決して理想的なものにはならなかった。11日、フットサル日本代表はウクライナ代表に3-6で敗れ、大会から姿を消すことになった。10年以上、フットサル日本代表で主力として戦ってきた中で、この日初めて誕生日に日本代表として試合を戦ったFP木暮賢一郎(名古屋オーシャンズ)は、後半パワープレーに出たチームの中で、多くの時間ピッチに立っていた。その中で、惜しいシュートを何本か放ったものの、3大会連続の得点を挙げることはできなかった。

 ウクライナとの差を聞かれた木暮は「一言で済ませることではないと思いますが』と前置きをした上で、経験値の差を挙げた。

「ウクライナの方が、W杯のグループリーグを突破したところでの経験値があったり、場馴れしていたというか。そういう差があったかなと思います。もちろん、警戒していましたし、僕らが(グループリーグを突破して)何かを緩めたことはなかった。今はそれしか分からないですね。経験というか、彼らがW杯を知っていた」

 誕生日に白星を挙げることはできなかったが、木暮は特別な日になったことは変わらないと、穏やかな表情で語る。

「生きていれば、良い時もあると思うし、悪い時もあると思う。自分の誕生日に、素晴らしいチームメイト、素晴らしいスタッフ、そして応援に来てくれた家族、ファン、サポーターのみなさん、メディアのみなさん、日本で応援してくれているファンのみなさん、ずっと一緒に練習をやってきた選手たち。その全員の想いとともにW杯のベスト16という初めての舞台を踏めたことについて、負けたから今日は嫌な日だと、僕は思えない。そういう日に、いろんな勉強をできた。そういう意味で、素晴らしい日だったと思います」

 試合後、チームを代表してテレビのインタビューに応じた彼は、一人でスタンドに挨拶することになった。両ゴール裏へ行き、サポーターに挨拶をした木暮は、「キャプテンとして、ミゲルになってからの代表チームを引っ張ってきたという自負はありますし、この10年以上、いろんな人たちと代表を引っ張ってきたという想いがあるので。挨拶をするときは、しっかりとした自分であるべきだと思っていました」と振り返った。少し目を腫らせながらも、堂々と挨拶し、木暮は3度目の出場となったW杯に、別れを告げた。

(取材・文 河合拓)

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