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[AFC U-19選手権]唯一の95年生まれ松本、2年後の雪辱誓う

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[11.11 AFC U-19選手権準々決勝 日本1-2イラク UAE]

 今回AFC U-19選手権に参加したU-19日本代表メンバー唯一の95年生まれで、次回の参加資格を持つMFを松本昌也(JFAアカデミー福島)が雪辱を誓った。「今回経験した事をチームに帰って通用したところは伸ばし、改善点は改善し次は世界に行けるようにしたい」。

 今大会はダブルボランチの一角として全4試合に先発出場。献身的なスペースへの飛び出し、攻撃のサポートでチームを活性化し、クウェート戦ではFKから決勝アシストも記録した。相手の力強い突破の前に振り切られることもあったが、切り替えの速い守備も印象的だった。本来はFWだが、1-2で敗れたイラク戦では右SBも経験するなど、17歳ながら2歳年上の世代の代表で存在感と万能性も発揮。だが、チームの世界切符獲得に貢献することはできなかった。

「一人一人の連動性、動きの質、判断の早さを上げないとこういったチームには回らないかなと思います」と敗因を分析。そしてDF面に関しても「全てではないけど。ボールに行けずに蹴られてピンチが何回かあった。みんなで声出しながらやらないといけなかった」と反省していた。

 大分県出身で中学時代からJFAアカデミー福島でプレー。「6年間たくさんのことを学んできた」という中高6年間で成長し、個人的にはU-17日本代表として出場した11年U-17W杯8強進出の歓喜と、U-19代表として喫したアジア予選敗退の悔しさも味わった。

 来年からは地元・大分トリニータの一員としてJの舞台で戦う。「Jリーグで試合に出て活躍して、もっともっと上にいきたい。最後は世界で活躍できるようなサッカー選手になるために、日々の努力を忘れずに頑張っていきたいです」と誓うMFはこの日味わった悔しさも糧に成長を遂げて、2年後必ずリベンジを果たす。

(取材 了戒美子)
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