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[EL]ラツィオ対トッテナムで人種差別行為…試合前にはトッテナムサポーターが襲撃される

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 22日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のラツィオ対トッテナム戦の試合前にローマ市内でトッテナムサポーターが襲撃されるという事件が発生した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など各メディアが報じている。

 事件は21日深夜、ローマ市内のパブで発生。ヘルメットなどで顔を隠した集団がトッテナムサポーターを襲撃したのだという。負傷した10人のうち7人が病院に運ばれ、1人は深刻な状態だという。イタリア警察は2人を殺人未遂で逮捕。他にも15人ほどを調査しているのだという。

 ローマのウルトラスによる暴動ではないかとされているが、ラツィオ側は判明していないと声明を発表している。さらにパブのオーナーも「ラツィオサポーターの仕業か?それは分からない」とコメントしたとしている。

 さらに22日に行われた試合中にはラツィオサポーターからは「ユダヤのトッテナム」という人種差別チャントが浴びせられた。『パレスチナを解放しろ』との横断幕も掲げられるなど、殺伐とした雰囲気の中、試合が行われた。試合は0-0に終わり、ラツィオは決勝T進出を決めた。

 試合後、トッテナムのビラス・ボアス監督は「UEFAと当局による再調査があるだろう。我々は待たなければならない。何かあればUEFAは動かなければならない」とコメントしている。

 9月にロンドンで行われた対戦時にも、ラツィオはサポーターが人種差別発言をしたとして4万ユーロ(約400万円)の罰金処分が科せられている。

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