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内田&乾マッチアップのシャルケ-フランクフルトは1-1ドロー

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 ブンデスリーガは24日、第13節2日目を行い、日本代表DF内田篤人が所属する2位・シャルケ04と日本代表MF乾貴士の所属する3位・フランクフルトが激突。勝ち点23で並ぶ上位対決は1-1で引き分けた。

 右太腿裏を負傷した欧州CLアーセナル戦(11月6日)以来となる出場を果たした内田が右SB、今季全試合に先発出場している乾も左MFとしてそれぞれ先発し、マッチアップが実現。その試合は前半11分、ホームのシャルケが先制する。敵陣でのインターセプトからMFルイス・ホルトピーが出したラストパスを中央のDF間で受けたFWクラース・ヤン・フンテラールが左足で決めてリードを奪う。だがフランクフルトは直後の13分、DFバスティアン・オツィプカの左アーリークロスをMFステファン・アイクナーが頭で押し込んで同点に追いついた。

 この後は日本人両選手が存在感を発揮する。特に攻撃の中心としてプレーした乾は相手の脅威となっていた。前半7分に左サイドから切れ込んで右足シュートを放つと、20分にはオーバーラップした内田の背後のスペースを突き、中央へ切れ込んでからのシュートフェイントなどで3人をかわして決定機を迎えた。さらに42分には左サイドから切れ込みながら絶妙なタイミングでスルーパス。PAでボールを受けたアイクナーは決めきることができなかったが、乾はビッグチャンスを演出した。

 一方の内田もチャンスと見るや積極的なオーバーラップ。右サイドでボールに絡み、前方のFWジェファーソン・ファルファンを飛び越えてPAへ入り込もうとする場面も見られた。決定的なクロスを配球することはなかったものの、フル出場。一方の乾は後半39分にベンチへ下がった。

 1-1で突入した後半はホームのシャルケがやや押しこむ。23分にファルファンの右クロスからフンテラールがシュートへ持ち込み、後半アディショナルタイムには交代出場のFWテーム・プッキが決定的な右足シュートを放つなど勝ち越しゴールを狙った。だが、GKの好守にあうなど勝ち点3を奪うことはできず。一方、39分にMFカリム・マトムルがスルーパスに反応するなど好機もつくったフランクフルトは、42分にマトムルが2枚目の警告を受けて退場。数的不利を強いられたものの、アウェーで勝ち点1を奪取した。
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