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4か月前はJ2にいた広島DF塩谷、J1優勝に「一番下から一番上に…」

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[11.24 J1第33節 広島4-1C大阪 広島ビ]

 ほんの4か月前まではJ2にいた。今年8月2日、水戸から完全移籍でサンフレッチェ広島に加入したDF塩谷司がJ1優勝メンバーの一員となった。この日はDF千葉和彦の出場停止に伴い、3バックの中央で5試合ぶりの先発。J1での先発は10月6日の横浜FM戦(0-0)以来、2試合目だった。

「試合が終わるまでずっと緊張していた」。そう苦笑いを浮かべながらも「緊張の中でも楽しめた。試合前はシンプルにやろうと思っていた」と、優勝の懸かった大一番で及第点以上のプレーを披露。4-0の後半16分に1点を返され、「失点ゼロで終わりたかった」と悔やんだが、J1制覇の瞬間をピッチで迎えた。

 なかなか出番に恵まれない苦しい時期も、練習で手を抜くことなく、己を鍛えていった。2部練習が週2回組み込まれるなどハードな練習だったが、指揮官の言葉で乗り越えることができた。「きついだろうけど、若いうちしかできないんだから。今やるべきことをやろう」。森保一監督を信じ、必死に付いて行った。「それが身になって、今日のプレーにつながったと思う」と胸を張った。

 J2の中位で戦っていた数か月前は夢にも見なかった光景が目の前に広がっていた。「一番下から一番上に行ったので、実感がないです。すごいジャンプアップした年だなって」。23歳の背番号33が、確かな戦力として広島の初優勝に貢献した。

(取材・文 西山紘平)

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