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入れ替え戦ラインの16位に後退、宇佐美「負のオーラはそんな感じない」

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 ブンデスリーガは25日、第13節3日目を行い、MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムはホームでMF細貝萌の所属するレバークーゼンと対戦し、1-2で敗れた。前節のボルフスブルク戦はベンチ外だった宇佐美だが、この日はベンチ入りし、後半38分から途中出場。積極的にシュートを打つ場面もあったが、得点に絡むことはできなかった。

「前後半で違いすぎるというか、ボルフスブルク戦もそうですけど、前半がひどすぎる。ミスばっかりだし、ボールも蹴ってばっかり。レバークーゼンは過密日程だし、後半、かなり足が止まったことにも助けられたと思う」。前半はいいところなく、0-2で折り返したホッフェンハイム。下位に低迷するがゆえの悪循環を宇佐美は感じている。

「ホームだけどアウェーでやっているような雰囲気がある。スタジアムの雰囲気に選手が押されているというか。ボールを持つと、急かされる雰囲気というか、急かされてパスミスしてという感じなので、そのあたりは一体となれてないというか、リズムの悪さがあると思う」

 そう指摘すると、「スタジアムで指笛とか、ブーイングが多少起こるじゃないですか。今日も後ろまで行くとそう。(ファンの)気持ちも分かりますけど、もう一回やり直してやればいいのに、すぐに蹴っちゃって取られて……」と首を振った。

 14日のW杯アジア最終予選・オマーン戦から中3日となった前節のボルフスブルク戦はベンチ外。「監督の気遣いなのか分からないけど、俺は全然やれるのになという感じだった」という宇佐美だが、メンバーから外れたときはバベル監督に聞きにいったという。

「ビックリしたので。外れていたから」と通訳なしで直接話し、「帰ってきてすぐというので、一回リラックスしてほしいという感じだった」と説明を受けた。「それは聞こうと(受け入れようと)思った。でも、疲れていても(試合に)出されるぐらいじゃないとダメだと思う」。納得しながらも、悔しさを次の試合でぶつけるつもりだった。

「どんどんボールを触っていけば、何かしら絶対にできる自信はある。今日は真ん中での起用で、手応えとしてはすごい良かった」と振り返るが、結果には結びつかなかった。この日の敗戦で入れ替え戦ラインの16位に後退。次節は15位ニュルンベルクとの対戦となる。

「負のオーラはそんなに感じないけど、なかなか難しい。力はあると思うので、それを全部出し切れてないという感じかもしれない」と分析する宇佐美は「次は本当に勝たなきゃいけない試合なので」と、中2日となる一戦へ気持ちを引き締めていた。

(取材 了戒美子)

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