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頂点を目指す細貝、「今も決して良い順位ではない」

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 ブンデスリーガは25日、第13節3日目を行い、MF細貝萌の所属するレバークーゼンは敵地でMF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムと対戦し、2-1で競り勝った。右足首を痛めていた細貝は公式戦2試合ぶりに先発復帰。左SBでフル出場し勝利に貢献した。

 20日の練習中に右足首を打撲し、22日のヨーロッパリーグ(EL)・メタリスト戦を欠場した細貝。「昨日(試合前日)、ちょっと練習したけど、それまではやってなかった。チームに合流せず、ほとんどボールも蹴らなかった」というが、ほとんどぶっつけ本番の試合にも「ピッチに立つからには問題ない」と、守備面で奮闘した。

 2-0で折り返した後半はホッフェンハイムの勢いに押され、サイドでの攻防も数的不利をつくられるなど対応に苦労した。「後半に関してはチーム全体で厳しかった。自分のところもほとんど1対2の形をつくられてしまって、アプローチすればさばかれて、行ってもクロスを上げられてという形が多かった」と振り返った。

 チームは2位ドルトムントと勝ち点1差の5位に付ける。昨季はアウクスブルクで残留争いに巻き込まれたが、今季はレバークーゼンに復帰し、優勝争いを展開している。「アウクスブルクにいるときはもっといろんなことをやらなきゃいけないという風に思ってプレーしていたけど、こういう環境の中にいると、一つのことに集中することができれば、攻撃陣は攻撃陣で点を取ってくれるという風には思っている」。本職のボランチではなく、左SBでの起用が続いているとはいえ、ビッグクラブで試合に出続けることでの充実感もある。

「去年はどうにかして勝たなきゃいけない感じだったけど、やっぱりこのチームは(当然のこととして)勝たなきゃいけないし、今も決して良い順位にいるということでもない」。首位を独走するバイエルンとは勝ち点10差。「バイエルンとは離れているし、上も良いチーム。シャルケ、ドルトムントも良いし、フランクフルトも今年は良い。そこを越えていけるようにやっていかないといけない」と力説していた。

(取材 了戒美子)

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