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逆転ACL目指した柏、大迫2発に沈み6位終戦

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[12.1 J1第34節 鹿島2-0柏 カシマ]

 逆転でのACL出場権獲得を目指した4位・柏レイソルはアウェーで鹿島アントラーズに0-2で敗戦。6位に順位を落とし、リーグ戦でACL出場を決めることはできなかった。

 柏のネルシーニョ監督は「前半からウチは本当にミスが多くて…。ビルドアップでもミスが多くて、守備でも判断ミスや対応ミスがあったと思います」と残念がった。柏が勝利し、3位の鳥栖が白星を逃せば、3位へ浮上するチャンスがあった。だが柏は不運な形から鹿島に先制点を献上してしまう。

 前半41分、中央からMFドゥトラが出したパスを柏DF近藤直也がスライディングでクリアするが、これが目前のドゥトラに当たり、ボールはFW大迫勇也の足元へ。左中間で前を向いた大迫はすぐさま仕掛けて左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。

 まず追いつきたい柏は後半18分、交代出場のMF山中亮輔が中央から左足シュート。さらに21分にはMFレアンドロ・ドミンゲスが右足シュートを放つなど反撃する。だが次にスコアを動かしたのは再び鹿島だった。23分、左サイドでキープしたFWジュニーニョが縦に仕掛けてクロスボール。これを中央の大迫が技ありヘッドでゴール右隅へ流し込み、2-0とした。

 望みを捨てずに攻める柏に対し、鹿島は41分にMFレナトが2枚目の警告を受けて退場。数的優位を得た柏だったが44分に相手の後方からチャージしたレアンドロ・ドミンゲスが2枚目の警告を提示されてしまい、万事休す。5分間のアディショナルも追撃することができず、無得点のまま敗れた。

 J1王者として臨んだシーズンは6位で終了。ただ、まだACL出場のチャンスはある。ネルシーニョ監督も「天皇杯が残っている。ACLを懸けた最後のチャンスなので、調整していきたい」と天皇杯を制覇し、ACL出場権を奪い取ることを誓っていた。

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