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名古屋が5得点で熊本を振り切り5年連続の8強へ

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[12.15 天皇杯4回戦 名古屋5-2熊本 瑞穂陸]

 第92回天皇杯全日本サッカー選手権は15日、各地で4回戦を行い、名古屋グランパスロアッソ熊本に5-2で快勝し、5大会連続のベスト8進出を決めた。

 試合は前半から激しい点の取り合いとなった。名古屋は前半15分、MF藤本淳吾の左クロスにFW田中マルクス闘莉王が打点の高いヘディングでDF片山奨典に競り勝ち、先制点を奪う。熊本も同23分、右サイドのスペースに飛び出したFW武富孝介のマイナスの折り返しをMF齋藤和樹が右足で流し込んだ。

 前半43分には右サイドからのアーリークロスを闘莉王が胸で落とし、FW金崎夢生が右足で勝ち越しゴール。しかし、熊本も同45分、齋藤が個人技でPA内に切れ込むと、そのまま左足で同点ゴールを奪った。

 2-2で前半を折り返すと、後半14分には熊本に絶好機が訪れた。相手陣内でボールを奪った齋藤が右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロス。フリーの武富が右足で合わせたが、シュートを浮かしてしまった。決定的なチャンスを逃し、その後は名古屋に立て続けにゴールを奪われた。

 後半20分、金崎のシュートをGKが弾き、MF小川佳純が右足で押し込む勝ち越しゴール。同33分にはMFダニルソンのスルーパスに抜け出したFW永井謙佑が右足アウトサイドでボールを浮かし、技ありのループシュートで4-2と突き放した。

 後半40分にはDF田中隼磨の右クロスを途中出場のFW玉田圭司が頭で流し込み、5-2。終わってみれば今季公式戦最多タイとなる5得点で快勝し、準々決勝に駒を進めた。「最低限の結果は出せた」と振り返る小川はACL出場権獲得となる天皇杯制覇に向け、「守備で簡単に失点しないこと。攻撃は5点取れたので、それを続けることが大事」と課題と収穫を挙げていた。


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