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内田、先制点の起点も…前半途中に負傷交代

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 ブンデスリーガは15日、第17節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでフライブルクと対戦し、1-3で敗れた。内田は右SBで5試合連続の先発出場。前半20分に正確なロングフィードで先制点の起点となったが、同29分に負傷交代。チームも3失点の逆転負けで今季初の2連敗を喫し、6試合白星なし(2分4敗)でウインターブレイクに入った。

 一瞬の隙を逃さなかった。前半20分、内田が自陣から前線へ一気にロングフィード。MFホルトビーとMFファルファンが反応すると、PA内に抜け出したホルトビーからの横パスをファルファンが右足で押し込み、先制点を奪った。

 ところが直後の前半26分、右サイドのスペースを突かれてピンチを招くと、マイナスの折り返しをFWローゼンタルに蹴り込まれ、同点に追いつかれた。さらに同29分に内田はDFメッツェルダーと交代。クラブによると、負傷による選手交代で、内田は前半途中でベンチへ下がった。

 すると、その3分後の前半32分にDFマティプのクリアミスから勝ち越しゴールを決められ、あっという間に1-2と逆転を許した。後半16分にもビルドアップのミスから失点を喫し、1-3。後半37分にはFWフンテラールが2枚目の警告で退場となるなど後味の悪い敗戦となった。これで泥沼の6試合連続未勝利(2分4敗)。中断期間でステフェンス監督の去就問題も再燃しそうだ。

 後半はベンチから試合を見守っていた内田。11月6日の欧州CL・アーセナル戦で右太腿を肉離れし、同24日のフランクフルト戦で復帰してからは公式戦6試合連続で先発出場を続けていたが、再発の可能性もある。チームは18日にDFBポカール(ドイツ国内杯)3回戦のマインツ戦を控えるが、リーグ戦はこの日が前半戦最終戦。ケガの状態は気がかりだが、リーグがウインターブレイクに入るタイミングは不幸中の幸いとも言えそうだ。


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