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[Jユースカップ]札幌U-18MF中原彰吾(3年)_史上初の決勝ハット!!

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[12.24 Jユースカップ決勝 G大阪ユース1-5札幌U-18 長居]

 大舞台で圧巻の3発、初の全国タイトル獲得に大きく貢献した。Jユースカップ決勝、コンサドーレ札幌U-18のMF中原彰吾(3年)が大会史上初となる決勝戦でのハットトリックを達成した。

 前半、札幌U-18は押し込みながら点が奪えず、逆にセットプレーから先制点を許す嫌な展開となった。しかし、42分に相手DFが一発退場となり、PKを獲得。中原は冷静にシュートを決めて同点とした。さらに後半5分、相手ボールを中盤でカットすると、相手の背後へ抜け出ようとしたFW國分将に縦パス。パスを出した後の動きがゴールにつながった。フォローのためにゴールへ近付くと、ドリブルからシュートフェイントで切り返した國分の足下からボールが転がって来た。やや体勢を崩しながらも右足を振り抜いてゴールネットを揺らした中原は「準決勝の広島戦ではたくさんシュートを打ったのに決められなかった。今日は絶対に決めてやろうと思い、ゴールに向かって行った」と、その場面を振り返った。

 22分には右サイドの深い位置で相手DFからボールを奪い取り、FW下田康太のゴールをアシスト。そして試合終盤の40分、右サイドからのクロスを下田が流すと、お膳立てを受けた中原はゴールのファーサイドへきっちりとボールを流し込み、ダメ押しの5点目を奪った。

 中原と小学校4年生時からのチームメートである主将の堀米悠斗は「以前から目立つ選手だったけど、年代別代表には(自分や神田夢実らが呼ばれても)入らなかった。それでも腐らずに頑張ってきた、頼もしい仲間。最近はシュートを決め切る力がついてきているし、メンタル面はすごい成長している」と、その進化について話した。中原自身、弱点の克服には気を遣ってきた。「前に出て、一度下がって、もう一度前に出るプレーなどは、走り込みをやった成果だと思う。元々、足先だけで軽いプレーが多いと指摘されていたので、どこかで変わらなければいけないと思っていた。そういう部分はまず走ることが大事だと思い、練習後も個人で走るようにした。得点するケースを振り返ると、走りによって変わったことが原因の部分が多く、昨年から少しずつ結果に表れるようになった。以前は前に出られなかったような場面でも、ここはチャンスだと思って出られるようになった」と成長の手ごたえを語った。

 この日は、相手のホームでありながらも多くの札幌サポーターが駆け付け、その声援に中原は応えた。四方田修平監督も「フィジカル的にもまだまだ伸びると思う」と大きな期待をかける逸材だ。タイトル奪取の喜びに笑顔を見せた中原は「3年生になってから、(ユース年代のタイトルがないという)北海道の歴史を変えようとみんなで話し、団結してやってきた。僕の3得点はみんなのおかげ。みんなの気持ちを背負って、取りに行くぞと思えた。トップはJ2に降格したけど、(ともに昇格する5人の仲間と)みんなでJ1に上げたいと思う」とプロの舞台でのさらなる飛躍を誓った。

(取材・文 平野貴也)
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