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ユアスタでチャリティーマッチ 引退のゴンがゴール、ケガの内田は主審務める

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「日本プロサッカー選手会(JPFA)チャリティーサッカー2012 チャリティーマッチ」が26日、ユアテックスタジアム仙台で開催された。

 東北6県および茨城県出身選手、現在、仙台に所属している選手、または仙台に所属経験がある選手で構成される「東北ドリームス」と「JAPANスターズ」が対戦。「JAPANスターズ」が5-2で勝利した。

 海外組のMF長谷部誠(ボルフスブルク)、DF安田理大らが先発した「JAPANスターズ」は前半8分、安田からパスを受けたFW鈴木武蔵(新潟)が先制点。ゴール後はチームメイトとともに今季限りで現役を引退したMF坂本紘司(湘南)を胴上げするパフォーマンスを披露した。さらに前半13分にも右CKを長谷部が流し、ファーサイドでフリーのFW播戸竜二(C大阪)が追加点。「JAPANスターズ」が2-0とリードを広げた。

 今季のJリーグMVPで元仙台のFW佐藤寿人(広島)らが先発した「東北ドリームス」もすぐさま反撃。前半29分、茨城県出身のMF大津祐樹(VVV)が強烈なミドルシュートを放つと、同32分に大津から横パスを受けた宮城県出身のMF東浩史(愛媛)が右足でゴールに流し込んだ。1-2と1点差に追い上げると、選手たちはピッチに仰向けに寝て人文字で「東北」の文字をつくり、場内を盛り上げた。

「JAPANスターズ」は後半18分からMF乾貴士(フランクフルト)、MF宇佐美貴史(ホッフェンハイム)、MF高木善朗(ユトレヒト)という欧州組3選手をピッチに投入。直後の19分には乾のドリブル突破から右サイドを駆け上がったDF藏川洋平(熊本)が右足を振り抜いたが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 ケガのため試合は欠場したDF長友佑都(インテル)だが、安田と一緒に太鼓を持ってスタンド下まで行き、太鼓を叩いてスタンドの応援を先導。雪が降る寒空の下、観客と一緒に試合を盛り立てた。

 試合は後半28分、右サイドを突破したMF三都主アレサンドロ(名古屋)のクロスからこぼれ球を高木が右足で蹴り込み、3-1。さらに同31分にも乾がドリブルから右足でゴールに流し込み、「JAPANスターズ」が4-1と勝利を決定づけた。

「JAPANスターズ」は後半38分、今季限りでの現役引退を表明したFW中山雅史(札幌)を投入。「東北ドリームス」は同43分に岩手県出身のMF飯尾一慶(東京V)のゴールで1点を返す。すると、ケガで欠場したDF内田篤人(シャルケ)が主審として登場。スタンドからはひと際大きな声援が飛んだ。

 そして迎えた後半45分、「JAPANスターズ」は中山がダメ押しゴール。今季限りで引退するゴンが“有終の美”を飾るゴールで5-2とし、被災地・仙台でのチャリティーマッチを締めくくった。

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