beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

[選手権]魅惑の攻撃サッカーで4発圧勝!初出場の長崎総合科学大附が3回戦へ!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.2 全国高校選手権2回戦 香川西1-4長崎総合科学大附 市原]

 第91回全国高校サッカー選手権2回戦が2日、各地で行われ、千葉・市原臨海競技場の第2試合では、香川西(香川)と長崎総合科学大附(長崎)が対戦。MF堀晃一朗(3年)のゴールを皮切りに、FW安藤翼(1年)、MF前川聖也(3年)のゴールで、長崎総合科学大附が前半に3点のリードを奪う。後半3分に途中出場のFW藤岡航世(1年)のゴールで香川西に1点を返されるも、同7分に堀がこの日2点目を奪うと、そのまま3点差を守り切り、4-1で初出場の長崎総合科学大附が3回戦進出をはたした。

 第1試合に続いて強い風の中で行われた一戦は、風上に立った長崎総合科学大附が前半から圧倒する。スタメン全員が170センチ以上の香川西に対して、160センチ台の選手が6人もいる長崎総合科学大附だが、体格差をものともしない、スピードとテクニックで相手DFを翻弄。シザースや鋭い切り返しを駆使したドリブル、ヒールやアウトサイドを使ったパスなど、トリッキーなプレーが面白いように次々と決まり、香川西ゴールに迫っていく。169センチのFW安藤、169センチのFW宗中恭平(3年)、163センチのFW吉岡雅和(3年)が並ぶ破壊力抜群の3トップが、巧みにポジションを入れ替え、香川西DFラインの裏のスペースを狙い続けた。

 そして、攻勢が実を結んだのが、前半12分、DFラインを抜け出た堀が左足で落ち着いて決め、長崎総合科学大附が先制する。長崎総合科学大附にとって、今大会初ゴールと同時に、同校の選手権初ゴールにもなった。

 前半27分にもDFラインの裏に抜け出た安藤が右足で追加点をあげ2-0とする。さらに、前半終了間際の40分、長崎総合科学大附が左CKを得る。キッカーは背番号10の主将・前川。右足から放たれたボールは大きな弧を描き、香川西ゴールに向かって吹く風に乗って、直接ゴールに吸い込まれる。長崎総合科学大附がリードを3点に広げて前半を折り返す。

 後半に入ると香川西が攻勢に出る。同2分にFW近藤義剛(3年)がPA内から放ったシュートはGK田中佑昌(3年)がセーブしCKへ逃れるが、その1分後にはMF箱崎裕也(3年)がゴールラインギリギリまでドリブル突破をし、中央にラストパス。GKとDFの間を抜けたボールは、フリーで待つ藤岡の元へ。そのまま左足でゴールに流し込み、香川西が1点を返し、1-3とする。

 このまま香川西に流れが傾くかと思われた後半7分、香川西ゴール前の混戦のこぼれ球に反応した堀が胸トラップから左足でシュートを放つ。ループぎみになったシュートは、GKとDFの頭の上を越えて香川西ゴールへ。鮮やかな堀の2点目で、長崎総合科学大附が再びリードを「3」に広げる。

 反撃に出る香川西が、後半20分に得た左CK。お返しとばかりに、近藤が右足で直接ゴールを狙うが、GK田中が弾いてゴールにはならなかった。その2分後には、長崎総合科学大附も反撃。右サイドを抜け出した宗中のクロスに、フリーになっていた堀が左足で合わせ、あわやハットトリックというチャンスをつくるも、シュートはクロスバーを大きく越えてしまった。

 その後も試合をコントロールした長崎総合科学大附が、香川西の追撃を1点に抑え、4-1で選手権2勝目を手にし、3日に行われる東海大仰星との3回戦へと駒を進めた。一方、「1年かけてやってきたことができなかった」(大浦恭敬監督)香川西は、3大会ぶりの3回戦進出は叶わず、2回戦で涙を飲んだ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)

▼関連リンク【特設】高校選手権2012

TOP