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[MOM728]帝京長岡DF滝沢秀哉(3年)_1ゴールと体を張った守備で勝利に貢献

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 中津東0-3帝京長岡 埼玉]

 マン・オブ・ザ・マッチにはCBながらセットプレーから1ゴールを挙げ、守備でも無失点勝利に貢献した帝京長岡(新潟)DF滝沢秀哉(3年)を選出した。

 後半立ち上がりの5分、新潟内定のMF小塚和季(3年)がショートコーナーから滝沢にパス。滝沢が左足を思い切って振り抜いたシュートはゴール右隅に突き刺さり、中津東を突き放す大きなゴールとなった。

 また、特筆すべきは体を張った守備だ。後半20分過ぎからは中津東のサイド攻撃が機能し始め、クロスボールやロングボールを跳ね返さねばならない場面が増えたが、滝沢は冷静にハイボールをクリアしたのみならず、パスカットやシュートブロックに奮闘。中津東のチャンスの芽を次々と摘んでいった。帝京長岡の西田勝彦ヘッドコーチはこの時間帯について「中盤の守備がゆるくなって相手の力強さが引き出されてしまった。寄せるところをしっかり寄せないとああなる」と中盤の守備がうまく機能しなかったことを反省したが、それでも失点しなかったのは滝沢の体を張った守備があったからであろう。

 3回戦以降もこの試合同様、守備における冷静なファイトとセットプレーでの思い切ったシュートに大いに期待したい。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 小林健志)

【特設】高校選手権2012
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ

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