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湘南が福島ユナイテッドと業務提携を結ぶ レンタル1号のMF白井「Jで通用する選手になる」

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 湘南ベルマーレは17日、2013シーズンにJFL昇格を決めた福島ユナイテッドと業務提携を結んだことを発表した。両クラブはスポンサーやグッズ販売、子供たちを対象にスクールなど、プレーする機会を与えるKids Guardという取り組み、また両クラブの強化、アカデミーへの人材交流などを今後、活発に行っていく。

 今シーズン大阪桐蔭高から湘南に加入し、すぐに福島ユナイテッドへ期限付き移籍に出るFW白井康介は、業務提携した両チーム間で移籍する第1号選手だ。「浪速のロッベンこと白井康介です」と自己紹介しておきながら、好きな選手を聞かれると間髪入れずに「メッシです!」と答えたワンダーボーイは、今季湘南がプレーするJ1からは2つ下のカテゴリーとなるJFLでの飛躍を誓った。

「プロ契約をする際に『今季は期限付き移籍になるけれど』という話をされました。でも、試合経験を積みたい僕としては、願ってもいないこと。すぐに自分がJ1で通用するとは思っていませんし、より試合に出られる可能性が高い場所で、経験を積むことができたらと思っています。自分としては最高の待遇だと受け取っています」

 現在も震災による放射能汚染の影響から、福島県内の各地では除染作業が続く。福島ユナイテッドは現在も練習会場、試合会場の確保に苦戦をしている。それでも白井は「震災の影響については、両親は心配してくれました。でも、僕自身は心配していません」と話す。環境面ではなく、心配しているのは自分のことのようだ。「むしろプロの選手たちの中で、自分の力が通用するかっていうところが心配ですね。体ができあがっている選手たちと戦う中で、どれだけ自分のストロングポイントを出していけるかが課題だと思います」。

 JFL開幕戦からのスタメン出場を目指す白井は、来季の新体制会見で、自身とクラブがともに目標を達成した状況で再会したいと語っている。「僕は1年間でJ1でも通用するような選手になって帰ってきたいと思います。そのときには、チョウ・キジェ監督がACL出場権獲得を目標に掲げていましたが、それを達成できた湘南に合流できたらいいですね」。大きな期待と野心、そして少しの不安とともに、白井はプロの第一歩を踏み出す。
(取材・文 河合拓)

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