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酒井宏に新たなライバル出現…内田との日本代表右SB対決ならず

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 ブンデスリーガは19日、後半戦初戦となる第18節1日目を行い、DF酒井宏樹の所属するハノーファーはDF内田篤人の所属するシャルケに4-5で競り負けた。

 右SBのレギュラーで、チームのキャプテンでもあるDFチェルンドロが故障を抱えていることもあり、中断期間中に評価を高めた酒井の先発を予想する現地メディアもあったが、ふたを開けてみればベンチスタート。DFシャヘドが右SBで今季初先発を果たし、酒井は4試合連続で出番がなかった。

「キャンプで良いアピールができたので、だれを起用するかは監督次第。結果、監督が起用した選手が良いプレーをしたし、そういう意味では采配が良かった。またポジション争いが激しくなる」。右サイドを果敢に攻め上がり、チャンスに絡んだシャヘドは1-2の後半14分に一時は同点に追いつくゴールをアシスト。酒井にとっては新たなライバルの出現となった。

 この日は日本代表で右SBのポジションを争う内田との直接対決も期待されたが、実現せず。「もちろん自分自身、対決できたらすごい楽しみな試合だったし、出たい気持ちはあったけど、そういう世界なので。試合に出る選手の人数は決まっているし、その出ている選手より良いプレーをするだけ」。同じタイミングで取材ゾーンに現れた内田は、酒井の取材中にカメラの横から自ら「内田選手の印象は?」と質問。酒井は「そうですね。試合前にメールしたらちゃんと返してくれたことかな」と笑いながら答えていた。

(取材 了戒美子)

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