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U-15代表監督はU-17代表吉武監督が兼務、広島ユースで高円宮杯3連覇の森山氏もスタッフ入り

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 15年U-17W杯チリ大会を目指して今年始動するU-15日本代表監督は、日本を2大会連続でU-17W杯へ導いている吉武博文現U-17日本代表監督が兼務することになった。

 吉武監督は2年前も94年生まれ以降のU-17代表(通称94JAPAN)と96年生まれ以降のU-15代表(通称96JAPAN)監督を兼務しながら、94JAPANのU-17W杯8強進出と96JAPANのアジア予選突破(今年10月にU-17W杯出場)を達成。引き続き吉武監督が2世代の指揮を執る理由について、原博実技術委員長は「前回も同じ形で17と15をやってきている。上手くスケジュールを分けたり、両方の共有ということでも彼の今やっている、目指しているサッカーをしばらく続けながら、下のカテゴリーと上のカテゴリーをつなげていきたい」と説明した。

 U-15代表のコーチにはU-17代表のアシスタントコーチを兼務する木村康彦氏が就任。またGKコーチは佐々木理氏に決まった。そして注目は02年から12年まで広島ユースを率いて、チームをU-18世代の高円宮杯3連覇(10~12年)へ導いている森山佳郎氏のアシスタントコーチ就任だ。原技術委員長が「広島で10年ユースをやって、この(育成)年代のスペシャリスト。力を発揮してもらいたい」と紹介した森山アシスタントコーチは今年、JFAサッカーS級コーチライセンス取得を目指しながらU-15代表を指導する模様。ユース世代の代表強化へ向けてその手腕に期待がかかる。ただし、9月開幕のAFC U-16選手権予選に関してはS級受講のため、チームから離れる見通しとなっている。

(取材・文 吉田太郎)

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