beacon

ラトビア戦は海外組重視も…ザック「扇原、山口、鈴木、柴崎は代表候補」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本サッカー協会は31日、キリンチャレンジ杯・ラトビア戦(2月6日、神戸)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。FW大津祐樹(VVV)がA代表に初選出され、GK林卓人(仙台)、DF水本裕貴(広島)らが復帰したが、大半はこれまでの常連メンバーが引き続き招集された。

 前日30日に再来日したアルベルト・ザッケローニ監督は選考基準について「考え方としては、海外でインシーズンのメンバーを重点的に招集した。国内組については、いつ合宿が始まったか、何回練習しているかも考慮に入れて招集した」と説明。国内組の常連だったMF中村憲剛(川崎F)、DF駒野友一(磐田)、DF栗原勇蔵(横浜FM)らの招集を見送った理由を明かした。

「インシーズンのメンバーを重点的に呼んだのであって、例えば駒野や(中村)憲剛については、代表から漏れたという認識は持ってほしくない。栗原、駒野、憲剛、岩政も当然、代表チームの選手と思ってもらいたい。そういう経緯で招集に至らなかった。試合勘のある選手を重点的に呼びたかった」

 23人中8人となった国内組の招集。海外組重視の選考は、常連組だけでなく、新戦力のチェックという意味でも影響を及ぼした。「国内組の若い選手も何人か見てみたかったが、そういう理由で招集に至らなかった」。そう語る指揮官が会見で名を挙げたのはMF扇原貴宏、MF山口螢(ともにC大阪)、DF鈴木大輔(柏)、MF柴崎岳(鹿島)。「彼らは代表候補だと思っているし、どんどん成長してほしい。すべての名前を挙げることはできないが、若い才能が順調に育っている印象を持っている」と、若い世代の底上げにも期待していた。

(取材・文 西山紘平)

TOP