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弾丸帰国、弾丸出場もいとわない長友。「どんな日程でも同レベルのパフォーマンスを」

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 ついに15人を数えるまでになった欧州組。その筆頭格としての責任感とプライドがあふれ出ていた。

 ラトビア戦前日の練習。この日午前に帰国したばかりのDF長友佑都(インテル)は「移動で硬くなった筋肉をほぐすために」別メニューで調整。それでも「フル出場? 監督が決めることですが、僕はそのつもりでやっています」と言葉に力を込めた。

「プロである以上は、どんな日程でもしっかりと同じようなパフォーマンスを見せていかないといけない。見に来る子供たちに夢を与えられるプレーを、こういう日程の中でもやれるようにならないといけない」。そう話す様子には責任感があふれている。

 名門インテルで受けている高い評価は、もう周知の通りだ。11年1月にチェゼーナから移籍。今年1月には契約期間を1年延長し、16年6月までとした。関係者によると、年俸は今までの2倍の180万ユーロ(約2億1000万円)。その数字が示すように、インテルではレギュラーの座をがっちりとキープしている。

 ラトビアについては詳しい情報はないが、内容のともなった試合をし、勝つという基本路線は揺るがない。

「どんな相手なのか、選手のことはあまり知らないし、強豪と呼ばれているようなチームではない。ただ、やってみないと勝負はわからない。僕らが目指すのはW杯で結果を残すこと。だからこそ、親善試合からW杯を意識した試合をしていかないといけない」

 常にブラジルでのW杯を見据えてプレーする長友。神戸でも質の高いプレーが期待できそうだ。

(取材・文 矢内由美子)

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