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[練習試合]敗戦にも動じないG大阪MF家長「開幕に完璧になる必要はない」

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 ガンバ大阪は9日にアビスパ福岡と練習試合を行い、2-4で敗れた。この試合の1本目と2本目に出場したMF家長昭博は、ほとんどの時間を本来はMF遠藤保仁が務めるボランチでプレーした。「今日だけだと思います。練習でもやっていないし。でも、僕はどこでもできると思っているので、別に問題ないです」と、与えられたポジションでプレーすると語った。

 この日の敗戦にも、悲観することはないだろう。この日がキャンプの最終日となる福岡に対し、G大阪は前日に宮崎入りしたばかり。加えて遠藤、DF今野泰幸の日本代表組、加地亮、岩下敬輔、二川孝広、平井将生も負傷などの理由で出場を見送っていたからだ。家長も「勝ち負けも大事ですが、今は練習でやっていることをより多くゲームで出すことが大事。メンバーが変わることは、この時期、当然だから。みんなが何をしたいかを、もうちょっと(宮崎キャンプで)やっていければいいと思う」と、語っている。

 すでにグアム・キャンプでは戦術的なトレーニングも始めており、その手応えについても「攻撃でやろうとしている部分は感じるし、守備も場面場面できている。相手もいることなので、できない部分が多いのは当然のことだと思う。あと1か月あるし、その中でもっと高めていければいい」と言う。

 また、重要視するべきは開幕戦時にチームを仕上げることでもないと家長は語る。「開幕に完璧になる必要はないと思う。シーズンを通して上がっていければいい。サッカーはすぐに上達するものでもないですし、ブレずに監督がやろうとすることを吸収していくこと。継続ですね」と続けた。

 今後、G大阪は宮崎キャンプの中で12日に岡山戦、15日に町田戦を行う。「ゲームがコンスタントにあるので、より実戦の中で高めていければいいと思うし、監督も『いろんなシチュエーションを考えてやる』と言っていたので。そういう状況でも選手がプレーできればいいし、監督の求めている以上のプラスアルファを選手ができるようにしたい」。長いシーズンを戦い抜ける土台づくり、その作業を新生G大阪は始めたばかりなのだ。

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