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乾退場のフランクフルトはロイスに3点を許し、ドルトムントに完敗

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 ブンデスリーガは16日、第22節を各地で行い、日本代表MF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でドルトムントと対戦した。開始から9分、フランクフルトはドルトムントのFWマルコ・ロイスに2得点を許す苦しい立ち上がりを迎えた。前半31分にはドルトムントに退場者が出たが、後半にもロイスにゴールを許してハットトリックを達成される。その後、後半29分には乾が2度目の警告を受けて退場となり、フランクフルトは0-3で敗れている。

 UEFAチャンピオンズリーグの出場権を賭けた2位のドルトムントと4位のフランクフルトの直接対決は、序盤から激しく動く。MFマリオ・ゲッツェのパスを受けたロイスがゴールネットを揺らして先制点を挙げる。さらに、その2分後にも、ドルトムントはDFマッツ・フンメルスがフランクフルトの縦パスをカット。そのままドリブルで仕掛け、ロイスにパスをする。これをロイスがしっかりとゴール右隅に決めて、2点差にリードを広げた。

 優勢に試合を進めていたドルトムントだったが、31分にアクシデントが起きる。レワンドフスキの出場停止に伴い、スタメン起用されていたFWユリアン・シーバーが、この試合2度目の警告を受けて退場処分となった。これで数的優位を得たフランクフルトは、徐々にボールを支配していく。同41分にはFWセバスティアン・ロデがFWスルジャン・ラキッチとワンツーを交わしてPA内に侵入し、シュートを放つ。しかし、これは右へ外れていく。その直後には乾も外から中に切り込み、右足でシュートしたが、ボールは枠を越えて行った。結局、フランクフルトはゴールを挙げられないまま、前半を折り返した。

 後半、チャンスをつくったのは一人少ないドルトムントだった。セットプレーからフランクフルトのゴールに襲いかかるが、フランクフルトの守備陣も体を張った守備でゴールを許さない。後半19分、フランクフルトもようやく決定機を得る。右サイドのクロスをオリヴィエ・オーシャンがヘッドで折り返す。スルジャン・ラキッチが決定機を得たが、シュートを左に外してしまった。このミスが高くつく。その直後にはMFイルカイ・ギュンドアンからスルーパスが出ると、ゲッツェが受ける。DFと競り合いながらも折り返すと、これをロイスが決めてハットトリックを達成した。

 後半23分には乾がドリブルからシュートを放ったが、ボールはGKロマン・バイデンフェラーの正面を突き、キャッチされた。そして同29分、乾はボールを奪われてしまい、取り返そうとしてフンメルスを倒してしまう。このプレーで、この試合2度目の警告を受けた乾は退場処分となってしまう。

 結局、このまま3-0でドルトムントが勝利。勝ち点を42に伸ばしている。

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