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ゼロックスなのにACL?広島・森保監督がまさかの“失態”

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 2013Jリーグキックオフカンファレンスが22日、都内で開催され、明日23日に東京・国立競技場で行われる富士ゼロックススーパー杯に出場するサンフレッチェ広島柏レイソル両チームの監督、選手が記者会見を行った。

 まず最初にゼロックス杯に向けた意気込みを聞かれた広島の森保一監督は「サンフレッチェはACLに臨むにあたって、日本の代表として臨むということに誇りを持って……」と、ACLに向けた抱負を語り出した。慌てて横にいたFW佐藤寿人が制止。「間違えた。ゼロックスですね」と苦笑いで“軌道修正”し、「昨年のチャンピオンとして臨むので、大きなタイトルとしてベストを尽くして、このタイトルを取れるようにがんばりたい」とあらためて意気込みを語った。

 その直前までACLに出場する4クラブの合同記者会見が行われていたこともあって勘違いしてしまったようで、「寿人、ありがとう」と照れくさそうに笑った森保監督だが、「キャンプを通してチームは順調に仕上がっている。キャンプでは、主力選手のレベルアップはもちろん、若手の底上げに取り組んだ。チーム全体の底上げはキャンプで順調にできた」と強調。DF森脇良太が浦和に移籍した広島だが、目立った即戦力の補強はなかった。選手個々の質を高めることに注力する一方、選手の入れ替えが少ない分、チームの連係や組織力は前年以上に整備されてきた自信がある。

 一方の柏は積極的な補強を敢行。新外国人のFWクレオ、DFキム・チャンスのほか、DF鈴木大輔、MF谷口博之、MF狩野健太ら即戦力が加わった。ネルシーニョ監督は「補強とともに、育成から上がってきた有望な若手がいる。クオリティーは昨年以上だと思っている。ベストに高めるにはまだ時間がかかるが、すべての大会でいい結果を残せるように準備したい」と力説。広島と対戦するゼロックス杯に向けては「言うまでもなく、力のある強いチーム。難しい試合になると思うが、お互いにタイトルを取ったチーム同士の対戦であり、いい試合になるのは間違いない」と語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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