beacon

寿人発案のゴールパフォーマンス、「スポンサーの方々に喜んでもらおうと」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.23 富士ゼロックススーパー杯 広島1-0柏 国立]

 恒例のゴールパフォーマンスは趣向を凝らしたものだった。サンフレッチェ広島は前半29分、FW佐藤寿人がスーパーボレーで先制点。一瞬、メインスタンドに向かって走り出した寿人は急きょ軌道修正し、バックスタンド側へ走って行った。

 富士ゼロックススーパー杯の冠スポンサーである「FUJI XEROX」の看板の前に集まった選手たちは左右に分かれて「FUJI XEROX」の文字を指差し、それを“エアカメラ”で写真におさめるパフォーマンス。発案者という寿人は「このスーパー杯だったり、日本サッカーを支援してくれているスポンサーの方々に喜んでもらうようにしようと思った」と、その狙いを明かした。

 可動式の電光掲示板だったため、ゴールを決めたときに「FUJI XEROX」の看板が出ているかどうかは分からなかった。「アップのときはうちのスポンサーが出ていたので、それだと難しいかなと思っていた」が、得点後に確認すると、「ゼロックスの看板だったので」と、予定どおりにパフォーマンスを披露した。

「この写真をメディアに載せてもらったらスポンサーのメリットになるし、ウィンウィンの関係になるから」。クラブやJリーグ、ファン・サポーターだけでなく、スポンサーのことまで考えた寿人発案によるゴールパフォーマンス。「体でゼロックスの人文字をつくろうかという話もあったけど、それだとスベるなと。でも、固定看板にしてほしかった。そうしたらもっとよく映っていたと思うんだけど」と笑っていた。

(取材・文 西山紘平)

TOP